マスクはパンツに似ている
朝、僕らの時代を見る。今日の対談は又吉直樹、尾崎世界観、村田沙耶香。好きな番組で気になってる人や、好きな人が出ている時は見るけれど全く興味のない人(女子アナ同士とか)だと見ない。今日は又吉が出ているのでやったーと思って見た。相変わらず個性的でお洒落な格好をしている。
尾崎世界観という人のことは詳しく知らないけどクリープハイプの人で芥川賞候補になった人なのですね。コロナ禍の過ごし方や、喫茶店などで執筆が出来なくなってしまったとか創作に関するはなしもあり良かった。それで印象的だったのが村田さんが話されていた
マスクはパンツに似ている
だ。村田さんが思った言葉ではなく知り合いの方の放った言葉らしいですが、もはや今はそう言う一面もあったりするかもしれない。マスクというものが着用していて当たり前の物というか。
この言葉に対しての尾崎世界観のつけると言うよりも外すという感覚で今は見てるちょっとエロい感じありますよね、という応答。
いや、ちょっと視点が面白かった。確かに今やマスクのない顔は親しい人にしか見せないものになっている。とともに口ってやっぱり少し艶かしい存在だよなとか。
そんな事を日中ちょっと考えてて今、出先で会う人は皆んな顔の上半分しか見てないんだなと思った。
それで2ヶ月の入院生活、同室の患者さん同士はマスクなしだったけど接する医師、リハビリの先生、看護師さんなど皆んなマスク姿しか知らないんだなと思った。口元の表情を知らない事の不思議。もしかしてマスクなしでどこかであったとしても気がつかなかったりして、と思ってしまった。なんだかちょっと悲しいな。
新潮の日記リレー、今日は10月
10月7日〜10月13日 村田沙耶香
10月21日〜10月27日 上田岳弘
10月28日〜11月3日 近藤聡乃
いきなり村田さんだった。急に目の前が白くなるとか吐き気と眩暈とか体調大丈夫かと要らぬ心配をしてしまう(しかも過去の日記だし)そして2時に目が覚めたり、3時に目が覚めたり、睡眠リズムが自分と同じで驚く。なんだか親近感もってしまったし、面白い人かもと思うので今度小説を読んでみようかな。
*映画
アデライン、100年目の恋
*読んでいた本
岸政彦 柴崎友香 「大阪」
新潮3月号