「文豪ナビ 遠藤周作」
少し前から遠藤周作の新刊を見かけるようになっていてなぜなのかな?と思ってたら生誕100年だそうだ。先日、文学の森の読書会で遠藤周作の「沈黙」を紹介することになり読み直した。若い頃熱心に遠藤周作の作品を読んでいたがしばらく読んでいなくて…そうしたらなんと文学ナビに遠藤周作が!文学ナビ、最近松本清張も買った。次は安部公房とか出してほしいな。なんとなく先に大江健三郎とか来そうな気がするけれど。
感想
少し前に読書会で遠藤周作の「沈黙」を紹介する機会があり、「沈黙」を再読するとともにこちらの文学ナビを拾い読みした。
遠藤周作は十代の後半から二十代の前半にかけて夢中になって読んだ作家の一人だ。やはりきっかけは「沈黙」だったと思う。
今回、この文学ナビを読み通してなんと言うのか懐かしさでいっぱいになってしまった。孤狸庵先生に再会したような嬉しさが込み上げて来た(違いのわかる男ですね)
遠藤周作の作品で一体何回泣かされただろう。
自分はキリスト教の信者でもなんでもないけれど彼が描いた神にある時期何度も語りかけていたのを思い出す。
この文学ナビでは作品ナビとしてテーマに沿って作品を紹介してくれている。このおすすめ読書コースに従って遠藤作品を再読、初読していきたい気持ちになる。
たぶん自分の物の考え方に大きな影響を与えた遠藤作品、氏の生誕100年を機にもう一度巡り会いたい。