推し、燃ゆ を読む
あたし と言う言葉にちょっと違和感を感じながら、そして10代の少女の生きにくさ、どんどんアイドル?にのめり込んでゆく感じにこちらは少しの息苦しさを感じながら。家族でいることのしんどさがずんと伝わってきてその場面がリアルだった。 ラストが良かった。感情がぶちまかれる様で。上手いなあ。
読みながらこんなにも「推し」に自分の全てを重ねて生きるなんてもうそれって自分が自分じゃないの?どうなの?って思ったりしたけど、いや、それはそれでその人の生き方なんだろうと思ってみたり。
一日の全てが「推し」の事だけど考えている。って言うのも実は分からなくもない。
こんなに生活の全てとかではないけれど何個かのバンドを追いかけていたり(追っかけですね)していた自分なので。頭の中の何%かはそのバンドの事を考えていた時期があった。あの感覚。日記を遡れば殆どがライブの感想ではないか(汗)
ところで「文藝春秋」に島田雅彦のお料理のコーナーなんて記事があって面白いなーと思った。早速今夜の夕食に一品取り入れてみた。
タコ、鰤のお刺身、アボガドを梅干し、塩昆布、オリーブオイルで和えたもの。美味しかったー。
それと「オリーブ・キタリッジの生活」を読み始めたけれど凄くいいな。いいな、いいなと思いながら読む。
*映画
影踏み
*読んでいた本
文藝春秋3月号 宇佐美りん「推し、燃ゆ」
エリザベス・ストラウト「オリーブ・キタリッジの生活」
ヤマシタトモコ「違国日記」