戯言スクラップブック

また日記を書き始めました。読んだ本や聴いた音楽など CD棚 https://kankoto.hatenadiary.jp/ 

その本が置かれていた本棚

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朝、Twitterでフォローしている荻窪の本屋さんTitleさんの呟きがきっかけで幻冬社plusで店主の辻山さんが連載されている記事を読む。

連載第108回「丸善福岡ビル

辻山さんが福岡で働いていた頃に通っていた本屋さんの話。そのエッセイがすごく良かった。お店の空気、本棚の雰囲気、出会った様子などが読んでいるこちら側にも伝わってくる。

最初に訪れた時に買って帰った堀江敏幸「郊外へ」

そして高野文子「黄色い本」との出会い。

文芸書を買うような気持ちで買って帰った『黄色い本』はひんやりとした読み心地で、これにも大変驚いた。だがその本はまだわたしには早かったのだろう、完全にはわからないまでも少し背伸びをして読む感じが、その本が置かれていた本棚を思い起こさせた。

丸善福岡ビル店|本屋の時間|辻山良雄 - 幻冬舎plus

 

とても良かったので遡って第一回からベットの中で一気読みしてしまった。

ああ、こんなふうに店主の方が、担当の方が愛情を持って選んだ本が並ぶ、そんな本屋さんに行きたいなあ。どうしてそう言う本屋さんが近くにはないんだろうと言うジリジリした気持ちがまたも湧き上がる。こんなにしょっちゅうこんな事を考えているんなら自分で自分の読みたい本を売る本屋さんをやれたらなあとふと思ってしまった。そしてそう言えば今月の「本の雑誌」の特集に「本屋がどんどん増えている!」ってあったなと思い引っ張り出してきて特集を読む。お客さんがお店番をする本屋さんやフェミニスト出版社を運営する方々が営むフェミニストのための本屋さんの話など。それと今、若い人が立ち上げる本屋さんが増えていると言うのも頼もしい。

「いま行きたい! 全国独立系本屋112」も載っていてコロナがおさまったら色々な書店にに行ってみたいなと思わせる。

 

実店舗の書店に行きたくなってしまい市内の某チェーン書店に出かける。相変わらず欲しいと思える本に出会えずワクワクはしないが文庫本を3冊、カメラ雑誌、園芸本などを買う。

柴崎友香「千の扉」の解説は「大阪」共著の岸政彦ではないか。

名作新訳コレクション、ヘンリー・ジェイムス「デイジー・ミラー」の訳は小川高義

志賀直哉はドラマで見た「流行感冒」の原作が入ってるので。持っていなかった百年文庫の「秋」に入っていたのでそれを買おうと思ったらなんと2108円になっていてこれはちょっとと躊躇してしまった。

百年文庫も持っていない巻を集めたいのだけれど結構高くなっている巻もあるんだな。

 

午後、買った園芸本を見ていたらまたまた植物の苗を買いたくなってしまいまたまた上田のおぎはら植物園へ出かける。この間買った忘れな草がとても良かったのでもう4株買う。そのほかにもあれやらこれやらワクワクして買ってしまった。

家に帰って植え付け。流石に足が疲れてしまう。野良の黒猫がずっと近くにいて私が植え付けているのを見ていた。触れようとすると逃げちゃうんだけどね。

 

*映画

理由

 

*読んでいた本

アンナ・バーンズ「ミルクマン」

 

 

真綿で首を絞められるような

午前中、ハンドベルの練習日だった。コロナ前は途中で30分くらいお茶をして休憩したけれど去年コロナが流行って練習自体がお休みに。練習を再開してもお茶の時間はカットとなった。そりゃそうだよね、大人数で(13人)飲食と言うことになってしまう。それで30分早く時間が終わるはずだったのにいつのまにか元の12時まで練習になってしまった。

練習の後、友人4人でランチに。マスク会食。マスク会食はいいけれどなんだかんだ長時間話し込んでしまった。中々自分からじゃあ帰りましょうと言うのって難しいなと思った。2日続けて友人と外食してそれは久々で楽しかったのだけれどやはり罪悪感がある。

今日の新規感染者、大阪は1208人、そして東京は729人。日比谷野音でのライブ、感染者500人以下だったら注意をして行こうと思っていたのだけれどやはりと言うかとうとう700人を超えてしまった。こうなってしまうとやはり行くのを諦めるしかないかなと思う。そして連休中に行きたい写真展もあるのだけれどそちらも難しい。やっぱり田舎に住んでいると仕事や、よっぽどの理由がないともしも上京して感染し、持って帰ってきたらと思うと躊躇してしまう。初めて?市内で感染した人の勤め先になんとブロックが投げ込まれたりしたのだ(本当に恥ずかしいことだ)こう言うところが本当にいなかって嫌だなとつくづく思ってしまう。 今、本当にまるで真綿で首をじわじわと絞められているような気分だ。

だいぶん足の調子も良くなってきたので出かけられると思っていたのになあ。

でも本当に日本全体がコロナの変異株でそんな事言ってる場合ではない。ワクチンを打てるようになるまでなんとか移らないように自衛するしかなさそうだ。

負けた気持ち

朝マックに行った。友人と会うために。それこそ5ヶ月ぶり?だろうか。彼女は着付けの先生をしていて出勤前にマックで会うことに。なんと股関節の手術をしてひと月で現場に復帰、凄い。私も習っているのだけれどとにかく床に座れなくて生徒復帰は五月の連休明けからにしょうと決めた。なんか入院自慢みたいな展開になって可笑しかった。

 

午前中、雨がひどかったが午後には晴れ間も。先日買って植えた花の苗が心配だったのでちょうど降ってくれて助かった。それにしてもぐんぐんと雑草が伸びてきている。今悩ましいのはタンポポ。黄色い花や綿毛は可愛いけれど放置しておくとギザギザの葉っぱがあたり一面と言うことになる。

 

「ミルクマン」返却日までに読まず。無念〜と思っていたらこの本は新刊ではなかったみたいでサイトから延長。申し込むことができた。これでもう2週間猶予が出来た。これで読み切ることができる。

けれども延長を申し込んでちょっぴり負けた気持ちになった。何に負けた?(笑)

ここで続けて一気に読むべきだけれど猶予が出来てゆるゆるとした気持ちになりその後は音楽を聴いたりして過ごしてしまった。

 

*読んでいた本

アンナ・バーンズ「ミルクマン」

母の餃子

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今日も一日「ミルクマン」を読んでいた。

 

 

あっ、早朝に映画見たけれど。ドラン監督の「マティアス&マキシム」ドラン監督作品はやっぱりとても好きだ。エンディングに流れた曲で一気にぐっと来てしまった。

 

夕飯は餃子を作った。今日の餃子はうちの餃子、母のレシピ。具は豚ひき肉、白菜(茹でて絞ってみじん切り)青ネギ(みじん切り)、生姜の搾り汁、醤油、酒、ごま油。ニンニクは入りません。

実家の母親は料理にいっさいニンニクを使わなかった。ニンニク臭くなるのが嫌だったのかな。この母レシピの餃子には入れないけど他の料理には躊躇なく我が家は入れます。

 

最近よく作る餃子がもう一つあってこちらのレシピは栗原はるみさんのレシピ。こちらは豚ひき肉、キャベツ、白菜、ニラ、そしてニンニクのみじん切りも入る。そして焼いた餃子を黒酢に七味を入れ生姜の千切りと食べると言うもの。これがまたとても美味しい!

 

はるみさんレシピ餃子は特別な時に作ります。たまに出すとあっ!と言う感じで喜ばれる。

 

夕飯を食べながら録画していた「イチケイのカラス」を見ていたら竹野内豊が紙パックの関サバドリンクなるものを飲んでいた。

関サバ!!??

めちゃくちゃ生臭そうで不味そうだけどどうなんだろう?と思って検索してみたら実際にはないみたい。まあそりゃそうだよなあ(笑) でも関アジ関サバサイダーというのは本当にあったみたいで驚き。

 

※映画

マティアス&マキシム

マティアス&マキシムのkankoの映画レビュー・感想・評価 | Filmarks映画

 

*読んでいた本

アンナ・バーンズ「ミルクマン」

 

 

老後の楽しみ

一日「ミルクマン」。返却日が決まっているので。とは言えどうしても集中できず、ワイドショーなんかを見てしまう。圭さんの話題。もうどうでもいいのでは。親の問題なのだから普通に結婚させてあげれば良いのに国民という外野があれやからやと。と思いながら見ている自分も国民という名の外野。

 

ぐっと集中して本を読みたい。しかし年々集中力というものが低下している気がする。そして自宅と言うものは案外集中して本を読むのには向かないものかもしれない。

たくさんの人が書いていると思うけど一番本を読んだのって大学時代の通学の電車だった。単線の生駒線と言うのにことことと揺られながらする読書は良かったな。就職してからは激混みの通勤列車だったので中々本を開くと言うところまでは行かなかった。そんな中折り畳んだ新聞を器用に読むサラリーマンのおじさんはすごいと思った。

しかしこれもひと昔の風景だ。だいたい電車で本を読んでいる人なんかいない。大体がスマホの画面を見ている時代。

集中力うんぬんもあるけれど目の問題もある目の調子が悪くなって一気に読書に対して焦りが出てきてしまった。今いくつだからもしもいくつまでしか生きられないとしたら一体家にある積読本を全部読むことができるのだろうか?と言う気持ち。

 

いつか書いたかもしれないけれど小学館の「昭和文学全集」を老後はゆっくりちびちび読むと言うのも老後の楽しみに取っておいてある。けれど小さな字の三段組。これは歳をとったらますます読破するのは難しいのではないだろうか。

他にもパッチワークもカメラも目が悪くなったら出来ないことだ。

 

村上春樹の「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」で出てくる主人公のリタイヤした後の密かな楽しみギリシャ語とチェロを習いながらのんびり暮らすと言う夢も叶わなかったではないか。

 

やっぱりやりたいと思った事は思った時にやらないと。 と思うとますます焦りにも似た気持ちになってしまうのである。

 

*読んでいた本

アンナ・バーンズ「ミルクマン」

小旅行

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小旅行に行ってきました。小旅行と言っても自宅から1時間かかるかかからないかの別所温泉に一泊、家人と義母と三人で。旅館はちょっと階段があったので杖を使いました。義母も高齢なので杖を使う人が二人。 私はまだすべっては困るのでお風呂は内風呂だけですませた。それでもひさびさの温泉で気持ちよかった。

 

上田の桜はもうほぼ終わっていたけれど別所は少し標高が高いのかまだ咲いていて良かった。お寺をまわって昼には自宅に帰る。小諸の桜ももう後半戦、7回の裏くらいだろうか。今年の桜は物凄い駆け足のような気がする。

 

帰ってきたら案外疲れていて夕飯を作る気力が湧かずお惣菜を買ってすませてしまう。録画しておいた笑の大学を夕飯を食べながらみた。またに作品の中では地味な作品だと思うけど喜劇、笑いと言うことについて結構深く描かれた映画だと思った。

 

夜はboidマガジン、樋口泰人さんの日記を読む。

「ミルクマン」も少し。温泉に持って行ったけど温泉では1ページも読まなかった。

だいたいどこか旅行に行く時本を2、3冊持って行ってしまう。そしてろくに読まずに帰ってくる。でも分かっているのに持って行ってしまうんだよなあ。それどころか旅先で本屋に寄って本を買うので帰ってくると本が増えている。

 

*映画

アンダー・ザ・シルバーレイク

ハニーランド

恋するベーカリー

笑の大学

 

*読んでいた本

アンナ・バーンズ「ミルクマン」

ドライブ

この所寒の戻りで朝晩がとても寒い。この気温の上下にはついていけない。まあ桜の花は長持ちして良いかもしれないが。もう少し楽しめそう。

 

早起きしてどこかに桜を撮りに行きたいなと思いつつ出かけられない。起きてはいるのだけれど面倒な気になってしまう。ダメだなと思いつつ。

 

今日は晴れていたので上田まで花の苗を買いに行くことにする。花壇の中の去年秋からそのままになっている一年草を抜いて何か植えたいなあと思ったのだ。まだしゃがめないので本格的に庭仕事出来ないけれど屈みながらだと植えることもできるだろう。

おぎはら植物園に行くのも半年ぶりくらい。店内は春の花で溢れていてわあ〜!となってクラクラした。忘れな草など3000円分くらいあれこれ買って帰る。

 

今日はThe Weather Stationと言うバンドのアルバムを聴きながらドライブした。これからドライブするのに気持ちのいい季節。好きな音楽を聴きながら車を走らすのは好きだ。

 

帰ってそのThe Weather Stationのアルバムのことをもう一つのブログに書く。

 

*映画

スパイの妻

 

*読んでいた本

アンナ・バーンズ「ミルクマン」

 

*CD棚

The Weather Station「IGNORANCE」 - CD棚