大阿久佳乃「パンの耳」
善行堂さんより届いた大阿久佳乃「パンの耳」を読む。コロナ禍の中での京都への引っ越し、大学のリモート授業、今の若い彼女の生の言葉が綴られていた。深く深く自分の中に入って自分の言葉を発している。
若いな
と思ったり、
そんなにそんなに考え込まなくてもいいんじゃないの
などと少しこの日記と対峙するように読む。自分がこの年代の時のことなどを思い出したりもする。
善行さんが時々登場する。
退院してから初めて友達とお茶をしに行った。退院してからじゃなくて骨を折ってからだから4ヶ月ぶりだ。近くの丸山珈琲に。夜桜ブランドなるコーヒーを飲む。
「ダークチェリー、カカオの風味、シロップのような質感」
と説明されていて最後のシロップのような質感は分からなかったけれど、たしかにダークチェリーの香りがふわっときてとても美味しかった。
骨折りの話から入院生活の話、彼女は山登りの話、それから写真の話などどんどん話していて気がついたら2時間近くいたのでびっくりした。家族以外の友達と話すことがこんなに楽しい、しみじみ思う。
夜桜ブランドの粉を買って帰る。
初めて #フヅクエ時間 のタグをつけてツイートしてみた。午後読んでいた本の写真をのせた。この #フヅクエ時間の灯を灯すのは今までも気がつくとやっていた(灯すだけ) ほんわりと灯りが灯って好きなんだけど大体は東京で灯っている。でも今日は札幌で灯している人が居るのを発見した。
今日は目の調子が悪い。なんとなくゴロゴロする。花粉のせいかもしれない。目の調子が悪いと途端に心配になってしまう。
*本棚 (読了本)
大阿久佳乃「パンの耳」
*読んでいた本
庄野潤三「世をへだてて」
島田潤一郎「本屋さんしか行きたいとこがない」
日本文学100年の名作「幸福の持参者」
「ドアノーと音楽、パリ」