小池昌代「ことば汁」

 連休前まで読んでいて途中だったのを今日ベットの中で読みきった。ふかふかした布団の中で読む小池作品、ちょっぴり幻想的で惑わせられる感じだった。でもただ美しく幻想的というのとは違ってとても生々しい。肉体をもった生々しさでそれでいてなんだろう・・・・けして汚くないものがある。主人公がけっこう中年や壮年の女性が多くて、そういえば何かのインタビューか何かで小池さん自身がその年代の人たちに興味があると言っていたなと思い出す。だからからか若い人とは違う艶かしさを感じる。主人公達は色んな物事によって恍惚とエクスタシーを感じていて、それが動物・・・獣・・・が関係していて、だから生々しく感じるのだろう。けれど人間じゃない部分で汚さを感じないのかもしれない。時に物語を読んでいるとひゅっと寒気を感じたりする。リボンを切る所とか・・・・。手にその感触を感じてしまう。またはあるはずのはい角をなでられてるような感覚に陥ったり。

ことば汁

ことば汁