戯言スクラップブック

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松岡正剛「松丸本舗主義」

東京駅の向かい側丸善書店の4階で店舗イン店舗としての本屋、松丸本舗松岡正剛氏が店主としてプロデュ―ス、その開店から閉店までの3年間の事が綴られている。
初めてこの場に足を踏み入れた時のことを思い出す。まるで迷路のように本棚が立ち並んでいてぐるぐるとその中を進んでいく。著者別に理路整然と並べられた普通の書店の棚と違ってテーマにそって選ばれた本がジャンル作家関係なしに繋がって並べられている。松岡氏の千夜千冊で紹介されたキーブックを中心に関連の本が並べられていてその意外な繋がりが面白かった。そのワクワク感が忘れられない。松丸本舗で挑戦して来た内容が色々語られていて面白かった。
増えつつあるおしゃれな本屋さんにはまったく興味がわかない。それとて本屋が生き残るためにはそういう展開も必要なのだろう。松丸本舗みたいな本屋は今どこかにあるのだろうか?あるなら教えて欲しい。

松丸本舗主義 奇蹟の本屋、3年間の挑戦。

松丸本舗主義 奇蹟の本屋、3年間の挑戦。