ロンカリージュニア「神は死んだ 」(エクス・リブリス)

白水社エクス・リブリスシリーズの一冊。このシリーズはとりあえず気になると買っておく。今回の遠征のお供。
 
 神が死んだ後の世界が描かれた短編集。けれどそれぞれがリンクしていて面白い。味わいも少しずつ違っていて「小春日和」なんて題名なのに若者達がお互いを銃で殺しあう話しだし、神の肉を食べた犬へのインタビューだったり。それぞれに面白かったけれど深くまで多分理解と言うのか十分には味わえてないのだろうなとも思う。それぞれの作品の前に聖書の言葉があげられているように宗教的な感覚が多分あるのだろう。
 それでも 表題の「神は死んだ 」は実在の人物元国務長官のパウエル氏が出てきて引き込まれた。ついつい想像して読んでしまった。人種的問題が流れている。けれどせつなくて美しさもある。
 神という存在が滅びた後も世界は続いていくと言うのが何を意味するんだろうな・・・。
 それぞれの短編を自分の頭の中で映像にして読んでいくのは本当に楽しい。

神は死んだ (エクス・リブリス)

神は死んだ (エクス・リブリス)