絲山秋子「妻の超然」

 国分寺でこの3日間で読んでしまった。いや、ほぼ昨日1日で読んでしまった。とても面白かった。
 浮気夫を持った年上の妻の「妻の超然」、下戸の男の人の「下戸の超然」そしてこれはもしかして絲山さん本人のことではないだろうか「作家の超然」の3作。絲山さん独特のちょっぴり突き放したような感じの文章がかっこよくて心地いい。「下戸の超然」の男の人の気持ちはわかるけどこの人が恋人だったらやっぱり堪えられないなと思う。もう全然「妻の超然」の浮気夫の方が可愛らしい。浮気されるのは困るけれど。「妻の超然」は本当に面白かったな〜一人グーグル、自分もやってみるか。和室の真ん中に正座して瞑想する絵が見えるような気がする。それにしても友達がストーカーに書いた手紙の中味が気になるなあ。
 「妻の超然」「下戸の超然」両方とも面白いのだけれど断然気に入ったのは「作家の超然」だ。この「作家の超然」の最後の方の「文学の終焉」はまるで詩を読んでいるみたいだった。凄くいい。

文学は長い移動を終えて、ついに星のように滅亡するだろう。


妻の超然

妻の超然