GRAPEVINE Tour 2008＠長野JUNK BOX

　バインちゃんのツアー、初日行ってきた。今回ツアータイトルがないのが不思議、まあよいけれど…。
初日ってのも実感わかないし、地元長野に来てくれるというのも何か実感がわかなくて電車に乗ってむかいながらも不思議だった。もちろんアルバムは聴いております。これが凄い良いのよ〜。あんまり最近どんなアルバムでもそうだけどリピート、リピートで聴いたりしないけれどSingは聴きまくっていてなんか独特の世界観があるというのか…自分の中で物語を作り出してみたり、風景を描きだしてみたり、さすがに最初に聴いた時みたいに涙がぽろぽろすることはなくなったけれど…もう凄い好きなアルバムだなーと思う。

　駅に着いてYさんと落ち合う。彼女とはナンバーガールがJに来たときに知り合いになったのだった（それが凄い昔に感じる）のんびりお茶するには時間が中途半端だったのでグッズでも見ようかと会場にいってみる。バインちゃんにはめずらしくシンプルなモノトーンタッチなグッズ達。貧乏なので今回は我慢と思ったがやはり我慢できずパンプ買っちゃいました（汗）Tシャツは我慢我慢、また後日購入しよう。

　今日は長野で見るバインの中で一番番号が悪くて、県民なんだから融通してよ〜なんて無理な文句をとなえながら入場（笑）西川さん側4.5列目くらいにいて背の高い男子もいて下手したら田中くんも西川さんも視界には入らないなあ…とおもってたら始まった途端ぐぐーっと押されてなんと西川さんの足元まで見える位置に！こんな押された事に感謝した事ないなあ（笑）

　いつも開演じらされるバインだけど今日はわりあい早くすーっと出てきた気がする。田中君は白シャツ、西川さんは黒シャツ？スニーカーの色も変わった？ライトが暗くて確認できないけど。んー、近い、本物だ！（笑）近いけど実感わかない、わかない訳は生々しさがなくてなんかすっきりしている。でも反対にこうやって見てるのが凄く自然にも思える、不思議な感じ。もしかしてこう来るかな？と思っていたとおりSing 始まりだった。これはもうすーっと気持ちの中に入ってくる。思わずアコギで歌っている田中君ばかり見てしまう。歌が広がっていく。
　そしてこの1曲目だったか、2曲目のジュブナイルだったか記憶が確かじゃないんだけど西川さんが頭をマイクスタンドにゴチンとぶつけて物凄いにやにやと照れ笑いしてたのがツボだった。
　冥王星はライブで聴くと本当に凄いカッコよいなあ〜歌詞もばっちり聞こえてきてこちらもちょっと含み笑いで聞いていた。夏らしいのをと言ってナツノヒカリ、そしていけすかない、そしてそして想うということ ！！想うということ は染みた・・・・。

　
　これからどんどんディープにと言って新しいアルバム曲の世界へ〜。ここまでだってかなり濃かったけれどなあと思った（笑）でもここからの世界は確かに息の詰まるような空気感、皆その世界の中に入り込んでいるような・・・・多分ここにいる人達ってこういうバインの世界がすごい好きな人たちなんだろうなと思った。たぶん普通のひとはあの空気感はしんどいんじゃないだろうか・・・・。こちらはもうたまらなくて何時まででも続いてくれても良いんだけどね。そして、ああ、やっぱりすごいこのバインのギターの音が、西川さんのギターの音が凄い好きだ！特に鏡のギターソロ！聞きながらくう〜っとなったよ。

　今日の西川さんは最初からけっこうご機嫌な感じがした。エフェクターをガシっと踏み込む動作が物凄く男らしくてなにか見せびらかせられてる感じだった（笑）ああ〜今日足元が見れて幸せ。

　田中君が始めて披露する曲が多いのでと言ってたが（それがとても楽しいと）こちらも初めてライブで聴く曲がたくさんあって、そしてその曲たちを西川さんがどんな風に（どんな風に、あんな風に）弾くのかを見るのがとても楽しかった。CORE はやっぱりめちゃくちゃいいんだけどあの大阪の野外音楽堂で聞いたときのようなあのしんとした緊張感がちょっとなかったかも。でもやっぱりたまらないし、西川さんの指先をひたすら見ていた。

　終盤女たちからはおき楽モード？で楽しかった。なんか息詰めてたから（笑）アンコールのlambはとても懐かしかったな。

　おわって時計を見たら２時間くらいしかやってなかった。短いじゃん！でも中盤の濃い世界のせいかこんな短いとは思ってなかった。たぶん１０分を超えるようなセッションみたいなデープな曲がないからかな。あと今回ご当地コールがなかったような気がした。野沢菜野郎〜！とか言わなかったな。今回思ったこと、ライブの演奏とCDとの音の違和感を殆ど感じなかった。それがはじけてないとか地味に感じたりもちょこっとだけした。でも初日だもんねえ。昔だったら初日というと、ん？という部分がけっこうあったものだ（汗）そしてツアーまわるにつれて変化していくのを見るのがバインのツアーの楽しみなのだ。（残念ながらそんなにまわれないのが悲しい）

　やっぱりこうやって地元でバインを見れるのは幸せな事だ。絶対次回も長野に来て欲しいと思う。
　

1.Sing
2.ジュブナイル
3.冥王星
4.I must be high
5.ナツノヒカリ
6.いけすかない
7.想うということ
8.スロウ
9.鏡
10.エレウテリア
11.スラップスティック
12.また始まるために
13.Wants
14.CORE
15.Two
16.Glare
17.女たち
18.フラニーと同意
19.FLY
20.超える

アンコール
1.報道
2.lamb
3.その未来