戯言スクラップブック

また日記を書き始めました。読んだ本や聴いた音楽など CD棚 https://kankoto.hatenadiary.jp/ 

「大友良英 井の頭公園 船上ライブ」@井の頭公園


大友さんの船上ライブを見に井の頭公園へ行ってきた。

混沌チームの方たちとお昼過ぎに待ち合わせて井の頭公園へ。実は自分は井の頭公園に行ったことがなくて(こんなに登場に来ているのに)初井の頭公園です。動物園に行って色んな動物を見る。おばあちゃん象のハナコさんやら。
リス園ではリスが足に登ってきたりして(写真は友達の足に登るリス)リスと戯れる。それから彫刻を見たり。もう少し温かくなって緑に満たされる季節になるといいだろうなあと思った。

 夕暮れまではまだ時間があると言う事でお茶をしに一旦吉祥寺の街へ。土曜日と言う事も会ってどこも満員でちょっとしたカフェ難民に(笑)路地をちょっと入ったところのちょっとレトロな喫茶店でツナコロッケバーガーと言うのを食べたのだけどこれがとても美味しかった!漫画が置いてあったり、ノートが置いてあったり、ああ昔の喫茶店てこんな感じだったよなあ・・・・。
 
さてそろそろと公園に戻ってみると湖の周りはすでに物凄い数の人で埋まっててびっくり!警察の警備まで出てるくらい。正面の人が特に凄かったのでぐるっと右手の方にいどうして見ることに。昼間橋を通った時に設置準備していたけれど左右2台のボートにスピーカーが積まれていて中央のボートに大友さんが乗って演奏すると言う感じ。日が暮れて大友さんを乗せたボートが演奏ボートに運んで、大友さんが乗り移って演奏が開始。

遠くでもあり夕暮れ時でもあり、大友さんの姿は殆ど見えなかったけれど時々ギターを弾くシュルエットが揺れて、その感じもとてもよかった。演奏が始まってあんなにたくさんの人がいたにもかかわらずなにか物凄い静寂に満たされてて湖の周りを音が行き交っていた。演奏のはじめ音に反応してかカラスが鳴いていたり、遠くの方で子供の話し声が聞こえたり、後ろの方で(多分普通に公園に遊びに来た人だろう)人が移動する足音が聞こえたり、その音が湖上でならされる不思議な音と交わってそこが素晴らしかった。
 途中眼をとじてじっと聞きたくなったけれど、それじゃ普通にライブハウスで聴いてるみたいになってしまうと思ってぐるりと湖を囲む木々を見つめたり大友さんの乗ったボートの揺れる明かりを見たり。
 演奏はきっちりと30分で終了。ここにいるからこそ体験できたものだったけれどここではないどこかに連れて行かれたような30分間だった。きっと美しい記憶になるだろう。

 帰り吉祥寺の居酒屋で飲んで帰った。音楽話とかできる人がいるのって本当に嬉しい。