戯言スクラップブック

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[音楽][CD棚]昨年きいたもの Ron Sexsmith 「Carousel One」

カナダのSSWロンセクスミスの14枚目のアルバム。

ロンは好きで何枚か持ってるけれどアルバム買うの久しぶりだった。14枚も出してたんですね。
何かのインタビューで変わらなさを聞かれて変わらない事の必要性みたいな物を答えていたんだけどネットで探しても出てこなくて雑誌だったのかな。このインタビューを読んだ時はなんと言うのか目からウロコでした。
普通ミュージシャンと言うと変わり続けなきゃという風に考えてしまうけれど変わらなさの必然性もあるんだなって。

そういうロンも色んなプロデューサーを変えたりしてアルバム毎に何かしら違う味わいがあるらしいですが途中買ってなかったりしてその違いみたいのはわからないです、すいません。

で、久しぶりに買った今作。まずはジャケット、いつも通りのご本人写真のジャケットですが色使いとかちょっと斬新でおっ!と思った。
しかし中味はやっぱりロンらしさが溢れていてすんなりと耳に優しく入ってくる。まさに変わらなさ、愛しい変わらなさ。

ウィルコ(Wilco)なども手がけているジム・スコット(Jim Scott)のプロデュース。
「今回の楽曲は何か愛するものに失望したことを歌っているんだよ。だけどキンクスの楽曲みたいにまっすぐに揺さぶるようなアルバムなんだ」

何か愛するものに失望したこと………う〜ん、分かるような………じんわりと来る悲しみ哀しみ。

歌詞はそのようなんだけどやっぱり春の夜に少しだけ窓を開けて流れてくる春の空気を感じながら…何も悲しいことも心配なこともないゆったりした気持ちで聴きたいアルバム。
だからそういう情景、そういう状態でいる自分を想像しながら今は聴いたりしている。

Carousel One

Carousel One





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