夏の文学教室
「夏の文学教室」を見に有楽町のよみうりホールへ行ってきた。よみうりホールへ行く前に丸善に寄って久々に松丸本舗へ。やっぱり気持ちが盛り上がる(笑)
松丸本舗と丸善で数冊購入
熊田千佳慕の言葉「私は虫である」
フィリップ「朝のコント」
上林暁「星を撒いた街」
町田康「残響 中原中也の詩によせる言葉」
坪内祐三「書中日記」
有楽町に移動してビックカメラの上にある読売ホールへ。近代文学館主宰の夏の文学教室。5日間あるうちの最終日で本日の公演は島田雅彦、堀江敏幸、岡井隆、各氏。もちろん堀江さんの公演が聞きたいなと思って来ることを決めた。
各氏面白かったのだけれどやはり堀江さんの話が耳から身体の中にゆっくりと沁みていく感じだった。
まどみちおさんとジョルジュ・ぺロスの詩を紹介され朗読された。まどさんの「マツノキ」という詩の最後の「ポチの ぼくが」と言う部分が最初朗読された時に衝撃的だった。所有するものがひっくり返る部分。
家に帰って「まどみちお全詩集」を開いてみたらまつのきは意外にもカタカナで「マツノキ」と書かれていた。 この詩集を何時買ったのか覚えていない。ずっと家の本棚にあっていつか全部読み通そうと思ったまま存在し続けていた。
最後の岡井さんの公演の中でどなたかの言葉を紹介されておられて一編の詩を読んだら本を閉じて一日その詩を味わって欲しいと言われていた。次々と読み飛ばすのではなくて。
言葉というものを思った一日だった。