達郎と春樹
お昼まで大阪の妹宅でのんびりさせてもらってから長野に帰る。甥っこの双子ちゃんも4月から6年生、さすがにちょっとお兄さんになってきてちょっぴりクールでつれなくなってて寂しい。寂しいのでわざとこそばしたりしてみました。もうちょっとして声変わりとかしだしたらもっと寂しいんだろうなあ。
大阪から新幹線名古屋で長野行きのしなのに乗り換える。途中から雨が降りだした。木曽のあたりは本当に左も右も山がせまっている。
振り子電車に揺られながらツイッターを見る。色んな言葉が溢れていて一方向に流れていく大勢みたいな流れとか…ちょっとしんどく思えてしまう。ツイッターと言うツールはだからこそ力をもつものだし、面白いと思うけどその勢いに自分を見失って流されてしまうのだけは嫌だ。
そんな中、山下達郎のサンデーソングブックの事を呟いてる方がいた。あ、そうか今って日曜日でその時間だって思った。今日は「震災特別プログラム」と言うことだ。
当然ラジオを聞くことは出来なかったけど、文字おこしされてる方がいらしたので後で読んでみた。
http://p.tl/akNs
なんか本当に素晴らしい。日曜日、車でどこかに出掛けたり、買い物に行くときにラジオをつけるとこの番組が流れていて、ああ、日曜の午後だなあ〜と感じる。平凡で穏やかで幸福な日曜の午後。早く日本全国にこの日曜の午後が訪れますように。
広島に行った日、読んでる本を中断して村上春樹の「神の子どもたちはみな踊る」を読んだ。今、この時期にこれを読む事がなんだか複雑な気持ちにもなったけれどどうしてもどうしても「かえるくん、東京を救う」を読みたくなってしまった。かえるくんと言う存在が本当にいて地震を止めてくれたらよかったのに、って思ったりしていた。
広島の、デパートの喫茶店でちょうど「かえるくん、東京を救う」を読み終えた。傷だらけのかえるくんの体がやがて崩壊する所で息が詰まってしまった。こっそりとアイスコーヒーを飲みながら泣いた。
今週のananでの村上ラヂオ、さりげなく書かれていたけど強かった。そう言う事なんだと思う。音楽も文学も。
なんか今日の日記のタイトル見ると思い切り80年代っぽいなあ(笑)