戯言スクラップブック

また日記を書き始めました。読んだ本や聴いた音楽など CD棚 https://kankoto.hatenadiary.jp/ 

)「工藤冬里 & 豊田道倫 DUO」西麻布Super Deluxe


 お昼まで仕事してバスで上京、豊田さんとテニスコーツを見にスーパーデラックスへ。出演者はこちら

工藤冬里 & 豊田道倫 DUO, 原将人+植野隆司 & さや (テニスコーツ), 三角みづ紀ユニット( 三角みづ紀 (詩人), 林隆史(g), 吉田一夫 (fl), 佐藤真也 (key) / DJ:
Last Day

今日のライブはなんだか「言葉」というものを考えたライブだった。3組ともに共通して。

 三角みづ紀さんは初めて。詩人のかただからか歌とも朗読とも思われる演奏。黒のワンピースをまとって体を折り曲げるようにして歌う姿はインパクトがあった。

テニスコーツは映画監督の原将人さんと一緒に演奏。原将人さんと言う方もまったく知らなくて本当に自分て何にも知らないんだなあ。監督の作品「20世紀ノスタルジア」のなかの曲とか原さんがピアノを弾き語りで朴訥と歌いさやさんが一緒に歌ったりソロをとったり。万葉集のまくら言葉から広がった歌詞の世界を時折解説を入れたりしながら。後ろにずらっと映写機が配置されていてそこからステージ後ろに映像が映し出されていて独特の世界を作り出していた。
 ただ今日のライブは原さんのライブと言う印象が強かった。テニスコーツの曲とかを聞きたかったのだけれど今日のライブの主旨は違っていたようだ。

 最後は工藤冬里 & 豊田道倫 DUO。工藤冬里さんも名前だけは知っていたけれど演奏するのを見るのは今日が初めてだった。二人で演奏が始まって豊田さんの曲に工藤さんがピアノで参加して、最初はちょっと工藤さんのピアノの音がなんだか邪魔だななんて思ってしまった。それがライブが進むに連れてある意味異質な二人の音の組合せががめちゃめちゃ面白く感じてきた。いやあ・・・・・豊田さんのライブ何回か見てきたけどこういう感じは本当に始めてて凄く良かった!特に中盤の豊田さんのギターに合わせて工藤さんが歌詞?を朗読するようなところが最高に良かった。 そして工藤さんという人があんなに面白い人とは(かわってる?)そしてそこがチャーミングだったのですが、さすがの豊田さんもちょっとたじたじになってたような・・・・(笑)そこも凄く面白かったし良かったな。
 実はこれを書いているのは数日たってなのだけれど今でも凄く良いライブだったな〜としみじみ思ってしまう。行けてよかった。