戯言スクラップブック

また日記を書き始めました。読んだ本や聴いた音楽など CD棚 https://kankoto.hatenadiary.jp/ 

豊田道倫presents 勉強会vol.9 ゲスト直枝政広(カーネーション)@新宿ネイキッドロフト

 豊田さんの勉強会を見に新宿ネイキッドロフトへ。新宿駅を降りると物凄い人。東口の駅前とか身動き取れないくらいで人のすき間をぬって交差点をわたり歌舞伎町を抜けてネイキッドロフトへ。
 はじめて来たけれど道路側が透明なシートがつるされていて外の街の音がライブ中も聞こえてくるような空間だった。

 まず豊田さんが登場して演奏。ちょっと記憶がさだかでなくてどうだったかうろ覚えだけれど2曲くらい演奏したかな。「僕はまあさらっとやってすぐに直枝さんにかわりますから」などと言われていた。あ、それからお客さんを見回して女の人が多いですね、僕のライブはいつも男ばっかりとも言われていた。
 若干お客さんも、豊田さんも緊張気味?だったような感じだったけれどうどんの歌のちゅるちゅるという部分にお客さんがくすくすと笑ったら豊田さんも可笑しくなってしまったみたいでちょっと笑いながら歌っててとてもよい感じの雰囲気になった。
 豊田さんのライブはちょっとひさしぶりだったのでとても楽しみにしていた。時々何ヶ月かに1回はライブ見たいなあと思う。豊田さんの弾き語りがそろそろ必要と思う。1対1で対峙しているような感覚に陥るとともに歌われている歌詞のなかの世界が頭の中で映像として浮かび上がったりもする、映画を見るように。今日は別れた奥さんとの曲を歌っててちょっとどきっとした。

 バトンタッチして直枝さんへ。風邪気味のようで少し辛そう。でも歌い始めると今度は直枝さんの世界がぱーっと一気に広がった。それがとても鮮やかだった。「野いちご」をやった後「Willow in Space 」の出だしがなぜか何回も。「野いちご」と同じになっちゃうというお茶目な一面も。そしてその後の「さみだれ 」が凄かった。どんどんどんどん熱くなってきて引き込まれていってそして突然ぞわーっと鳥肌がたってしまった。ギター1本で、そしてあの声量。こんなのが聞けるなんてなんて贅沢なんだろう・・・・。

 第2部はお互いの曲を交互に演奏しながらいろいろと語り合う形式。直枝さんと豊田さんがはじめて出会ったときのことや。リラックスして話す直枝さんに対して豊田さんは若干謙遜気味に(笑)豊田さんが直枝さんの帽子をおしゃれと褒めれば直枝さんは豊田さんのつやつやの髪を中学生みたいと褒めたり(笑)
 それぞれの歌のできた頃のことや、"耳鼻咽喉科"の再結成の話や(その頃の自分に戻ったような感覚)面白い話を色々と聞くことが出来た。豊田さんは話を引き出すのがうまいのかもしれない。
 豊田さんが直枝の歌をじーっと聞いてると「ギター入れて」と奇襲攻撃をかければ次の曲では豊田さんがやりかえしたり(笑)

 ちょっと凄いなあと思ったのは豊田さんが「お○んこちゃん」を歌い終わったあと間髪いれずにそのまま直枝さんが「ANGEL」を歌った部分だ。ここは本当にいろんな意味で凄かったなーと思う。両方とも女の人への愛の歌だし、それがそれぞれの世界で歌われていてそれは全然違う世界なのにどちらもドーンとこちらに響いてくるような。歌い終わってその話になって直枝さんが「だってなんていえば分からないし〜ここはこう行ってやろうと考えてた」みたいなことを言われててなんかちょっと勝負しあってるようなそんなスリリングささえ感じで凄いなあとまた感心してしまった。

 本編最後に先に直枝さんがステージをさり、豊田さんが歌い終わって「またあいましょう〜僕もまたカーネーションのライブに行きますので」と言われ、いや、直枝さんのファンでもあるけど豊田さんのファンですよとちょっと言いたくなってしまった(笑)この勉強会があるまでは自分はお二人とも好きなんだけど豊田さんと直枝さんて全然繋がらない気がして不思議だった。でもなんか多分豊田さんの直枝さんの曲が好きな所、カーネーションが好きな所、そこの部分は豊田さんも自分達と同じなんだなあと思ってしまった。

 最後は二人で憂歌団カヴァー「おそうじオバチャン 」を。いい雰囲気で終わった。外の街の喧騒とライブの音がまじりあってそれもよかったし、そとを通っている人が「何やってるんだろう?」とシートごしに店内を見てるのもなんか良かった。
 だれか友達と来ていたらライブの後になにかゆっくりと食べて飲んでかえったのになあとそれがちょっと残念だったな。




直枝さんのサイトより

直枝政広(Vo,AG)

【第一部】
コズミック・シーのランチタイム
野いちご
Willow in Space
さみだれ
One Day(E.Piano)

【第二部】豊田道倫と交互に演奏、直枝演奏曲のみ掲載
ムサシノ・ブルース
市民プール
Garden City Life
ANGEL
防波堤のJ (w/豊田道倫Vo,AG)
Forever Love豊田道倫カヴァー:w/豊田道倫Vo,AG)
ラッキー・オールド・サン(久保田麻琴と夕焼け楽団カヴァー:w/豊田道倫AG)
ふたりの石段(AZUMIカヴァー:豊田道倫Vo,AG&直枝AG)
墨堤にて

【アンコール】
おそうじオバチャン (憂歌団カヴァー:豊田道倫Vo,AG 直枝AG)

(以上 敬称略)