破壊すること
朝起きてテレビを付けたらNHKの人物伝がやっていた。松尾スズキの「赤塚不二夫」
途中から見たのでこの回がどういうふうな視点を中心につくられているのか把握できてなかったけれど、一度作り上げた物、到達した彼な漫画の世界を編集者ふたりで破壊していく…壊していくという話があって引き込まれて見てしまった。
固まってしまった漫画そのものをぶっ壊す。そうする事によってまったく違った世界がまた見えてくる。かかれている漫画がまたハチャメチャでブラックで、シュールすぎて、編集長から「これは大人にはおもしろいかもしれないけど子供には理解できないよ」といわれたらしい。しかしその編集者の人のことばがまたかっこよかった「赤塚は誰もやりえなかった事を今やってるんだよ」
そこにちょっと痺れてしまったがその後の松尾さんの「彼らがまだ若かったからこそ出きえたこと」と言う言葉にもみょうに頷いてしまう部分もあった。
その時代、その年令、その瞬間にしか出来ないことがたしかにある。
今日はお昼に地元の友達とランチのコースを食べに行った。半年会ってなかった間に彼女が入院して手術をしたと聞いた。子宮筋腫で子宮を全摘したと言う。
明るく笑って話す彼女だけれど色んな事考えただろうと思う。
ここまできて自分ではどうすることも出来ない不可抗力の出来事と言うものの存在を見せられることがあって(父親の事もそうだけど)もうそれはだまって受け入れるしかなくて、それを受け入れながらも生きていく、生活していくしかないんだなあと思う。
でも久しぶりに会って話せて良かった、職場の人とも音楽友達ともまた違った同世代ならではの話が出来た。
で、夜は職場の焼肉会。なかなかヘビーな一日デブレスパイラルからなかなか抜け出せない。