中上健次「紀州 木の国・根の国物語」

 中上健次のふるさとである紀州をまわるルポであるけれど最後まで読んだらこれは物語だと思った。そうしたら題名に木の国・根の国物語と書かれていたことに気づく。
 自分の生まれでた土地、自分のルーツ、濃厚な空気。

私は、言葉を持っているのである。どんな事であれ、言葉を持っている者は書き言葉を持たぬ者の”批判”にさらされる義務がある。

この間読んだ「ゾリ」と繋がる部分があった。言葉を綴るとはどういうことなんだろう。綴らずにいられない人。

紀州 木の国・根の国物語 (角川文庫)

紀州 木の国・根の国物語 (角川文庫)