戦後短編小説再発見6 変貌する都市
それで名古屋へは読みかけの堀江さんの新刊じゃなくてこちらを持って行った。再読。覚えているものもあったし、忘れていたものもあった。織田作之助「神経」梅崎春生「麺麭の話」阿部昭「鵠沼西海岸」が良かった。でも一番良かったのは林芙美子の「下町」(ダウンタウン)だった。すごくうまいなあと思う。すぐ次の話にいけなくて本を閉じてしばらくじっとしていた。
・織田作之助「神経」
・島尾敏雄「摩天楼」
・梅崎春生「麺麭の話」
・林芙美子「下町」
・福永武彦「飛ぶ男」
・森茉莉「気違いマリア」
・阿部昭「鵠沼西海岸」
・三木卓「転居」
・日野啓三「天窓のあるガレージ」
・清岡卓行「パリと大連」
・後藤明生「しんとく問答」
・村上春樹「レキシントンの幽霊」