戯言スクラップブック

また日記を書き始めました。読んだ本や聴いた音楽など CD棚 https://kankoto.hatenadiary.jp/ 

森見と登美彦「きつねのはなし」

森見作品のうち持っていない作品だったので文庫本になってやったー!と喜んで買ってきた。
しかし読み進むうちに、おや、あれ?えーっと、と言う感じにいつものあのふふふと笑う可笑しみのある文章にあたらない。そこがちょこっと意外な感じもしたけれどそことはまた別な感じで読み進んでいった。独特のヒヤリとする闇のようなもの…幻想的な…惑わされてしまう。そして京都という街の空気が濃くながれてくる。恐いけれど美しい。頭の中でその映像を浮かべながら読んだ。


さて、買ったばかりの新作はどうだろう…。


きつねのはなし (新潮文庫)

きつねのはなし (新潮文庫)

きつねのはなし