戯言スクラップブック

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国際交流基金・企画 柴田元幸, 藤井省三, 四方田犬彦, 沼野充義・編 「世界は村上春樹をどう読むか 」

 村上春樹は好きだけれど村上春樹について書かれた評論とかあまり興味がなくていわゆる村上本を全然読んだりしてないんだけどこれは柴田さんとか四方田さんとかがかかわったシンポジュウムのレポートみたいな感じでちょっと面白そうだなと思って読んだ。

 色んな国の村上作品を翻訳した人たちの話などを読んでそれぞれの国での作品の受け入れられ方だとかその国の状態と村上作品の世界とのシンクロ具合が興味深かった。でも限られた時間での中だからか表面をさっさっと触れている感じなのでそこはもったいないなあと思う。

 実際こんなにたくさんの国で村上春樹が人気があるとは全然把握してなかった。そんなに国際的な大作家になっていたのか・・・・。最後の方に四方田さんがある翻訳者にいわれた一言になぜか自分も四方田さんそうだろうなあと思った。

 この本を読んだらまた色々さ作品を読み返したくなってしまったな。