沢木耕太郎「深夜特急1〜6」
読んだ〜ひたすら。でも一気に読んでしまった。一緒に旅をしてるように・・・とまではいかないけれど楽しかったな。全部じゃないけれどその土地の空気みたいなものが一瞬でも感じられるのが気持ちよかった。やっぱり面白かったのは1、2、3巻くらいで香港や東南アジアやインドを旅してる巻だった。旅をしている本人の熱みたいなものも伝わってくるし、そこに住んでいる人たちが生々しく感じられる。一番興奮したのはやっぱりマカオのカジノの部分。ここは本当に本人のように熱くなってしまう。
反対に旅の「終わらせ方」を意識しての後半はそういう躍動感みたいなものは感じられないけれどその気持ちはなぜか今の自分に身近に感じられた。人生の終わりにはまだまだ時間があるとしても人生の青年期は過ぎてしまったからだろうか? 色んなことについての「終わらせ方」を考えないでは進んでいけないということなんだろう。
ところで、6巻目の最後の対談でなんか諸々ぶっ飛んじゃいました(笑)井上陽水って凄すぎる!
- 作者: 沢木耕太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1994/03/30
- メディア: 文庫
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