戯言スクラップブック

また日記を書き始めました。読んだ本や聴いた音楽など CD棚 https://kankoto.hatenadiary.jp/ 

角田光代/岡崎武志「古本道場」

 たしか単行本を持ってるはず(汗)だけど文庫本には単行本本にはない部分もついてるのでまあいいんです。最近、岡崎さんの日記もちょくちょく覗かせてもらったり何時自分が古本の道に引っ張られるんじゃないかと思いひやひやしてます。もう、きっと、果てしないよなあ・・・・・。でもこの本を読んでるとそっちの世界に引っ張られて行きたくなってしまう。出ている古書店に行ってみたくなる。出てくる本を読んでみたくなる。一番面白かったのは早稲田の所だ。角田さんが学生時代をすごした町だから角田さんが生き生きしている。そしてここに出てくる本屋さんに行ってみたくなる。

店内は少し薄暗くて、古びた本がひっそりと、音を吸収するように壁を作っていて、時間が不思議と沈殿している。開け放たれた戸の向こうに、一定速度で進むまばゆい現実がある。