桜庭一樹「桜庭一樹読書日記」
もう、読むのが楽しくて楽しくて読みおわるのが物凄くもったいなかったです。2006年3月からの一年間、東京創元社のHPに綴られた読書日記なんだけど本当に面白い。自分が全然詳しくないミステリーの分野の本についてたくさん書かれているけれど、あれもこれも読んでみたくなる。そして紹介されているのがミステリーだけじゃなくて純文学の本もあり、新しいものあり古いものあり。
そして驚かされるのが桜庭さんのその読書量の多さでよほど読むスピードが早いんだろうなあと思った。
あと本屋にいってあれもこれもと選ぶところのワクワク感とか…桜庭さん行きつけの紀国屋書店のあの奥の方の佇まいとか…。
気になる文章
新刊がいくらでも手に入るのだが、いや、自分の本も出たときは新刊なのだが、新たに出る注目の本ばかり追いかけると、まるで流行りのJ-POPを消費する若者のような心持ちで読んでしまう気がして手が止まる。
まさに!まさにそうだよなと思う。
あと「私の男」執筆中に聞いていたと言うロックバンドが凄く気になる。
今もHPで「続・桜庭一樹読書日記」が連載中でこの間見たら岸田今日子さんの小説が取り上げられていた。実はこの間梅田の紀国屋でこの本を買ったのでなんか嬉しいです!さっそく次の次くらいの出番になりそう。
- 作者: 桜庭一樹
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2007/08
- メディア: 単行本
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