ヤンソン「ムーミン谷の十一月」

 11月中に読みたかったのに12月に入ってしまったのがちょっぴり悔しい(笑)やっぱりヤンソンさんの世界は素敵だ。11がつのこのつかみにくい季節の雰囲気がしみこんでくる。冷たい雨や霧や・・・・。出てくる人は皆変わっていて自分勝手な人ばかり。けれど他の何者でもないその人自身。皆何かを求めてムーミン一家に会いに来るけれどとうとう最後までムーミン一家は出てこない。
 色んな素敵な言葉や幻想的な場面がでてきてしばしうっとりしてぼーっとしてみたりする

ふたりは、雪がちらちらまう中に、すがたをけしていきました。そのうしろすがたには、別れには、いつもつきものの、さびしいかげと、ほっとしたようなようすとがただよっていました。

ムーミン谷の十一月 (講談社文庫)

ムーミン谷の十一月 (講談社文庫)