戯言スクラップブック

また日記を書き始めました。読んだ本や聴いた音楽など CD棚 https://kankoto.hatenadiary.jp/ 

灰野敬二、山本精一 デュオ @高円寺ショーボート

早くつきすぎたけど何だか移動する気力もなくてショーボートの階段に座って開場を待つことにする。途中で店の人が扇風機をまわしてくれたりしました。なんて親切な。

さてライブです。以前は山本さん、灰野さん、それぞれの演奏があって最後に一緒だったんだけど今回は二人一緒の二部構成。ちょこっと時間が押して緊張感が増す。キュッキュッって物音とかカーテンの向こうから聞こえてきて余計どきどきする。
最初の曲、灰野さんがホースのようなもの、山本さんが小さい笛、それぞれが吹いて始まる。鋭い音、暗い空間に鳴り響く。そして山本さんは笛からギターに楽器を変えて。灰野さんはホースとそしてボーカル「ああ、俺の負けだあきらめようー!」といきなり叫び歌う。それに呼応するような鋭いギター。山本さんの弾き方も切り刻むような激しさ。
しかし残念なことにその山本さんのプレイの激しさがきちんと見えなかった。ステージ正面の青い光がちょうど私の目に刺さってきてまぶしくてほんと見えなかった。 だんだん目が乾いてきてしまいうつむいて音に集中することにした。
一部の後半、灰野さんが手回しアコーディオン見たいのを取り出してくるくるハンドルみたいのを回しながら弾いていた。そういえばアルミ箔みたいの契ってたけど暗くてどう使ったのか確認できず。
ゆっくり回したり、クルクルクルクル激しく回したり。それにあわせて山本さんがギターをならす。頭の中で風景にならない風景がざわめく。風が吹き荒れる。

休憩をはさんで後半。今度は灰野さんの所に琴のよいな楽器がセッティングされる。直接床にすわって演奏する灰野さん。山本さんは琵琶をかかえて、これがエレクトリック琵琶?ゆっくりと演奏がはじまってなんだか和の世界が(ああ、表現が安易だなあ…)
だんだん進にしたがって山本さんは琵琶のボディに直接こぶしを打ち付けてリズムをとりながら弾いていく。バックにはお経のようなコーラスが流れて…
で、この辺から自分の意識が時々飛んじゃってるんです。後半も照明がまぶしかったって言うのもあるけど連日の疲れが一気に出ちゃって…。それがね、なんだか悔やまれて…実はライブおわってちょっと落ち込んでしまいました。
あー、頭くっくりさせてしっかり聞きたかった。山本さんの気がすごかったから本当にもったいなかったよ。私の馬鹿。
アンコールは灰野さんの歌。歌詞が…どこかで聞いた事があるはずなのに灰野色に染まってて何の歌か思い出せない(笑)山本さんもコーラスしていたような。

終わったらもう10時半くらい?で長丁場だったなあ。ふたりの作り出す世界に圧倒されっぱなしのライブだった。

帰りはひさしぶりに混沌チームの皆さんと海鮮居酒屋へ。8月は何げに山本さん月、3週連続で見れるから楽しみです。