戯言スクラップブック

また日記を書き始めました。読んだ本や聴いた音楽など CD棚 https://kankoto.hatenadiary.jp/ 

Kuala Mute Geek Vol.9 @and ZONE

そう言えば、この間の大阪の帰り、名古屋駅でディヴスペクターを見た。行きも帰りも有名人を見たのだった…だからどうって事でもないけど。
 今日はせっかくだからお昼くらいまで寝てようと思ったのに朝、いったん目が覚めたら眠れなくて、でも本を読む気にも音楽聴く気にもなれなくて昨日のROVOの感想とか書いたりしてた。

 2時半過ぎにTさんと新宿御苑駅で待ち合わせ。取りあえず今日の会場の様子を見てみようといってみる。まだ誰もいない模様なので近くのモスでのんびり御昼食べて再び会場に行ったらすでに階段にいっぱい人が並んでてびっくり(汗)会場内も人人人だった。演奏はフロアで行われたので自然と体育座りに。体育座りってブーツには辛い。でも結局3時半から終演までずーッと床に座ってたんだけど。

タイムテーブルは以下のとおり

15:00 Open

 15:30 ou live (35min)

 16:15 ChristophCharles+HirakuSuzuki (35min)

 17:05 Clock live+ShinyaHirakawa (35min)

 17:50 ChiheiHatakeyama live (35min)

 18:40 PhillipSamartzis+SeiichiYamamoto (40min)

 19:30 Session (40min)
 Music:
  PhillipSamartzis,SeiichiYamamoto,ChristophCharles+Opitope
 LivePaint & Visual:
  ShinjiMiyazawa,WataruYoshioca,YusukeDate
  ShinyaHirakawa

 20:20 Close

 ou はバンド演奏だった。イントロの曲とボーカルの入った曲と、ちょっと音響系?ポストロック?結構好きだったな。ボーカルの女の子が可愛かった。

 次がChristophCharlesさんて人でパソコンで音をだしててスクリーンでは次々とモノクロのイラストがスライドされていく感じ。

 Clock live+ShinyaHirakawa  アコギやギター、クラリネット、ハーモニカ、アコーディオンとこちらもパソコンで音出してる人の競演。あの・・・・パソコン操って音出してる人のことはなんと呼べばよいのでしょう?(汗)
 後ろに映し出されてる映像もきれいだった。

 ChiheiHatakeyama live 移動のときギターが壊れたとか言ってらしたけど大丈夫だったんだろうか?だからなのか殆どこちらもアップルコンピューターを操って音を出されてた。スクリーンにまた美しい映像が映し出されて音を聴きながらそれを見てるのが気持ちよかった。

 そしてちょっと考えたりした。こんな風に音楽や、映像やまた本を読むこと。自分の意識の中心は完全に今そっちばかりに集中している。そしてふと周りを見回して見るとそういうこととは日常無関係に暮らしてる人のほうが何倍も多いのだ。何故自分はそういうものを欲してばかりいるんだろう・・・・。毎日規則ただしく生活してその事に満足感、幸福感を感じればよいではないか。
 自分は貪欲なのかもしれない・・・・・。生きていることの意味を知りたいという欲求が・・・・。そんなものはないとわかっているのに、ただ生きてるだけなのに。そこに意味を見出すことが無意味なのに。

 なんてことをぼんやり思いながら演奏を聞き、映像を見てた。そしてふと他の人はいったい何を思いながらいまここに座ってるのかな?って不思議に思ってしまった。

 そして一番待っていた山本精一さんとPhillipSamartzisさんによる即興(?)PhillipSamartzisさんはやっぱりアップルコンピューターだった。人の声や生活音を織り交ぜての音。そんな音に答えるかのようにギターをならす山本さん。本当にささやくかのような小さい音。弦を揺らすだけこするだけの音だったり。ぐっと意識を集中していたがなかなか難解でした(汗)

 次なるセッションも山本さん以外は皆、コンピューターを操って音を出しててその中でひとり山本さんがギターを鳴らしてた。鳴らしてたというか・・・・やっぱり囁くかのようだった。山本さん以外の人が全員コンピューターの画面を見ながらって姿はなんだか不思議だった。これもセッションなのか・・・・。時々ふうーっと息を吐く山本さん。音を聴きながらそこに何を語りかけるかと集中している。

 この1月2月、色んな形で山本さんの演奏するギターを見てきたわけだけど本当にこの1本のギターで色んなものを見せてもらったなあ。

 今回残念だったのは映像という作品もあったから会場が暗くて演奏してる山本さんの手元とかが見えなかったことかな。音だけ聴ければいいじゃないかとも思うけどやっぱりこういう風にしてこういう音を出してるんだってしりたいじゃないですか。
 あと、今日はガーっとギターかき鳴らすような演奏じゃなかったのでちょいと欲求不満です(笑)ああ・・・・はやくMOSTで山本さんのギターが聞きたい!とまたもや思ってしまった。

 でも二日間で色々堪能しました。心地よい満足感。そしてやっぱちょっと疲れたー。心地よい疲労感。9時代の新幹線にて帰る。