村上春樹「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」
毎年この作品を10月に読む事にしているのですが今年は読みおわるのが12月になってしまった。まあ、ツアー三つ巴とかがあってバタバタしていたし、合間に他の本も読んだりしたし。だから今回は10月の空気のハードボイルド・ワンダーランドより、体を蝕む程の極寒の世界の終わりの世界の方が身にしみてしまった。 いつもあの10月の日比谷公園の所に辿り着くのを楽しみに読んでいるのだ。
しかし、12月に入ってからのこの寒さは地下で寒さに凍える影が身につまされる〜。いつも思うけれども、やっぱり影とともに南のたまりに飛び込み、元いた世界に戻るのが本当なんじゃないのか?でも今年は自分の作ったこの世界にとどまってすべてを受けとめる事が正しいことなのか?なんか分からなくなりました。今までは絶対現実世界に戻るべきと思ってたけど。
また来年読みます。来年どう思うかな。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1988/10
- メディア: 文庫
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