川上弘美「東京日記 卵一個ぶんのお祝い」

この間、日曜日、打鈍に行く前、友達と新橋に飲みに行ったがその時汐留で買った本。新橋の夕方の雨と空気…。大好きな川上さんのしかも日記とくれば、もう飛び付いて買ってしまいました。そしておととい一気に読んだ。東京人って雑誌に連載された3年分をまとめたもの。とは言え一月数編、しかも一編がとても簡素にかかれているのですすっとすぐ読めてしまう。川上さんの文章って10月の月みたいだな…。すっきりした夜空にさえざえと光っててとても美しい。さえざえとしてるけどその色に温かみもあって、ちょっと不思議なユーモアもあって。単純に日々を綴った日記じゃなくてちょっと詩を読むような…。でも本当がちゃんと入ってるらしいですよ。今日は誰にも会わないと言い、お子さんにさえ横顔で接するとか、医者にひさびさに行くのでよそいきのブラジャーをつけていったり、もう、本当にいいなぁ〜。で、日記の中に句集からベスト3の句を選ぶと言うのがあって、一冊は穂村さんのでもう一冊が加藤千恵「ハッピーアイスクリーム」とあった。ハッピーアイスクリーム？なんか気になるので今度調べてみよう…。

東京日記 卵一個ぶんのお祝い。

キーワードになってたから見てみました。アイドル歌人なそうな…。そしてはてなのユーザーらしい。