戯言スクラップブック

また日記を書き始めました。読んだ本や聴いた音楽など CD棚 https://kankoto.hatenadiary.jp/ 

ビリー・コーガン@渋谷AX

ああ、今日は何だか本当に行って良かったって、ニコニコしながら帰れるライブだった。本当に行くのを諦めないで良かったな…。
まずはオープニングアクトのシロップから。ライブ見るのは去年のジャパンフェス以来か?やっぱり洋楽ファンばかりなので完全なアウェイ状態。よく洋楽アーティストが来日するとこのオープニングと言うものがついたりするんだけどその意味合いが分からない。両者のファンてあんまりかち合わないし、洋楽ファンは早くそのアーティストが見たいんだし、邦楽のファンはそのアーティスト見るために高いチケット代を払わされるという事に。もちろん今日のわたしみたく両方楽しめる人もいるだろうけど今日はビリーをより長く見たかったし、両者の感じがあまりに違うからなんか変な感じ。

それはいいとして、シロップ…その活動をちゃんと追ってる訳ではないのでバンドの状況分からないけど五十嵐さんは相変わらず物凄く苦渋の表情で歌っていた。ちょっと大丈夫かと思うくらい。これがいつもなんだとしたらいいんだけど、歌詞もなんだか飛ばしてたりしてたような…緊張してたのかな?ちょこちょこミスに気付きました。でもね、後半やっぱりちょっと引き込まれて身につまされる感じ。やっぱり良いよ、曲。あと、なんかわからないけど、ちょっと男気みたいの感じた。久しぶりに見たら男っぽくなってた。シンプルなライトが3本それぞれを上から照らしててかっこよかった。

 で、いよいよビリーさん登場。シロップの時は吊るされてた黒い幕がスッと下ろされたら底には白いタイルで出来た壁が。その周りにはなんか黒い網みたいなもの。シンセドラム、キーボード、あとパソコンが乗っかってる台、で、アンプというものがそういえば見当たらなくてステージ上は凄い広くて自由な感じの空間。なんかちょっとハニカミながら出てきた感じがよかった。演奏が始まると後ろのタイルがぱっと光ってかっこよかった!このタイルが曲によっていろいろ映し出すものが変って凝ってるな〜と思った。こういう演出も含めてのライブ。
 曲は新作からが殆ど?もちろんスマパンの曲なんかはやらなかったりする。新作同様ユーロなニューウエーブって感じの曲、音。音源聴いてる時はどうしてもぐっと来なくてスルスル通り過ぎていつの間にか終ってたりしたんだけど、今日生で聴いてみてもちろん声は生のビリーの声だし、なんだかこの音なんだけど凄い温かみがあることに気づいた。

 そう感じたのもまあ、ビリーの人柄って言うのかステージの様子から来る物かもしれないけど。なんか凄いフロアのお客さんの顔を見るんですよ、とても楽しそうに。ちょっとそれはドキドキします。なんかとても温かい笑顔だし。今日はメンバー一人一人がカメラ持ってて曲の合間とかにしょっちゅう客撮ったりメンバー同士撮りあったりしてました。そんな風にリラックスしてるんだけどだらけてるって感じはまったくなくてほのぼのしちゃった。

 最初あまり聞こえないギターの音に不満だったけど曲が進むにつれてビリーがギターソロを弾いてくれて満足、しかも前に出てきてけっこう近くで。本編おわって帰る時膝丈のパンツがちょっと下がって下着が見えて可笑しかった。ああ、なんかお茶目だぞ、って思った。そのカーキのズボンとボーダーの長袖Tシャツでした。あとやっぱり大きいな〜大きいけどバランスよくて、でもとても存在感のある感じだった。

 アンコールで出てきてしばしカメラタイム、そしてメンバーと曲をやった後、おもむろにステージ右、前に出てきて観客と握手するビリー!どうせちょこっとでしょと思ったら右から左、端から端まで握手するビリー。なんと私も握手を!こ、こんな、幸せなこと・・・・これだけでも行ってよかった〜。そしてビリーさんの手は冷たかったです。 また来るよ、見たいな事を言ってて(英語弱いのではっきりわかりません)たしか、たしかにスマパンとのたまっておられました。その時の客の歓声が今日のライブで一番大きかったような(汗)
 その後観客からひとり女の子をステージにあげてそのこのために1曲と、アカペラで歌うビリー。ああ〜羨ましい!でも凄く可愛い感じの人だったからとてもよい雰囲気でこちらも温かくて幸せ〜な気分になってしまった。

 今日のライブを見ててとても今現在の素のビリーコーガンが見れたなと思った。気負ったところのない自然体の。本当に出来れば彼の望みどうりまたスマパンと言うバンドがやれるといいな〜と思った。あのメンバー4人が集まれるかどうかはわからないけど。

 ずっとビリーさんのニコニコした笑顔を思い出しながらほくほくしながら帰ってきました。原宿は10時まえでもまだ蝉がないてたな・・・・。