古川日出男 「ベルカ、吠えないのか? 」
これは・・・・手こずりました。こんなに手こずったのって久々。豊崎由美さんがもうとにかく大絶賛してたし週間ブックレビューでも話題になってたし、そうとう期待して読み始めた。なんか犬達のハードボイルド大河ドラマって感じで、歴史物が苦手な自分はどうにも入り込めなかった。時間の経過とともに代替わりで出てくる犬達。文章もそれはもうかっこいいんだけどなんか自分の表面で上滑りするみたいな・・・・・。入り込もうとするんだけど全然駄目でした。自分の無力さもあるけどやっぱり感性があわないんだろうな・・・・。むりやりサイズの合わない服着てても気持ち悪いだけでしょ。でもその服が他の人にはきっとぴったり来るって事。穴だらけで誰も着れない服もあるだろうけど、この作品はそうではない。もしかして高価すぎて自分には似合わないのかも・・・・・なーんて事も思ってしまった。まあ・・・・個人的感想はこんな感じです。少女と犬たちは凄く印象的でなんか映像が頭の中であってそこは魅力的なんだけど。
古川作品、他はどうなのかまた読んでみたいと思います。
- 作者: 古川日出男
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2005/04/22
- メディア: 単行本
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