戯言スクラップブック

また日記を書き始めました。読んだ本や聴いた音楽など CD棚 https://kankoto.hatenadiary.jp/ 

そうやすやすとは退場しない

冬の話ですが。 昨日は雨が雪にかわったのでこれは雪かき決定かなと思ったら道路の雪はほぼとけてくれたのでほっとした。今日は暖かくなるといっていたが案外寒い。ハンドベルの練習帰りにお昼を仲間と食べに行きまったりとしてしまった。これからの時期困るのは服装だ。もうさすがに冬物コートは着れなくなってくる。ぶるぶる震えながら寒さを我慢なんてこともある。

アーテイストの訃報を聞く。なんて理不尽なと思ってしまう。私は直接のファンでないので簡単にあれこれ言うことはできない。けれどやっぱりこの年齢でと思うと理不尽に思ってしまうのだ。

森見登美彦「太陽と乙女」

森見氏がデヴュー以来小説以外に書かれた文章14年分。この本のことを森見氏は 眠る前に読むべき本 と定義付ける。確かに眠るときに1篇2篇ポチポチと読んで意識がぼーっとして眠るにはこういう本が一番いいな。現にこの本を読みながら眠ったりした。

ひさびさに読む森見氏の文章にいいなと思う。特に序盤の読書に関する文章とかわくわくする。富士山に登る話や学生時代の話など読んでいて楽しい。しかし彼のスランプに関する話になると楽しく読むという感じではなくなる。そんな重苦しく書いているわけではないけれど、やっぱりスランプの苦しみが伝わってくる。あえてそのスランプ時の文章もここにまとめられている。自分自身のこともちょっと考える。何かを生み出してるわけではないけれど自分の生活の事。スランプのトンネルを抜き出してのトンネルの向こうの不思議な世界の物語を楽しみにしている。

太陽と乙女

太陽と乙女