戯言スクラップブック

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ツアー最終日

 とうとうグレイプバインのツアー最終日。2ヶ月間のツアーも本日が最後。自分の中では大阪が最後のようなそんな気分にもなっていたけれどとんでもなかった。本当に素晴らしかった。 
 
 毎回西川さんしか見ていない自分ですが、バンド全体としてやっぱり仙台、盛岡がぐんぐんと演奏がのぼってきた感じで、ツアー後半はそこがどんどん濃密にそれでいて自由さも感じられるようになってきたなと。もう最終日は圧倒されっぱなし、本当に凄いなあこのバンドとしみじみしてしまった。

 西川さんは殺しモードと雄々しさとあいまった感じで一時も気持ちが休まらない!(笑)盛り上がる西川エリアに答えるようなギターにまたもキャーキャーと言ってしまったり、ナポリでまさかと思っていた前に出てきてくれてしかも膝をかがませたり、もう崩れ落ちそうになってしまった(笑)指弾きでのあの指の表情にボーっとなってしまったり、「われら」や「虎を放つ」のギターにいっぱいいっぱいになってしまったり、ふわふわと落ちてきたホコリ?を見てる表情や、ずっと口パクで歌ってるところではもう可笑しくて仕方なかったり、自分の感情がこんなにも大きく揺さぶられてそしてコントロールする事が出来なかった。それでも1曲1曲が見納めだと思うと本当に食い入るように見てしまった。ツアーでしか演奏されない曲もあるだろうし。
 
 アンコールの「真昼の子供たち」で終わった時は寂しさも感じつつ幸福感いっぱいだったのがWアンコールでの「作家の顛末」おわり・・・・。もうなんだか色んなものがいっぱいになってしまって動けなくなってしまった。もう、もう、なんですかね!

 それにしても途中、ライブを見ていて本当にこの瞬間が奇跡だなと思った。こんなに素敵な時間も必ず終わってしまう。終わってしまうからこその奇跡。そしてここでこうしていられる事の幸せ。

 今日も隣に同じ西川さんファンの友達がいてくれて楽しかった。ばしばし叩いたり、顔見合わせたり、崩れ落ちる時に寄りかかってしまったり、でも本当に楽しさが倍になるなあと思う。
 そして各地でつきあってくれた皆さんにも感謝。もうあれこれ思い出すと楽しかったなと思って泣けてくる。良い歳をしてバカみたいだけど。
 こんなに思いいれたツアーはなかったんじゃないかな。ちょっと日常に戻るのは相当のリハビリ期間が必要な気がする(泣笑)