戯言スクラップブック

また日記を書き始めました。読んだ本や聴いた音楽など CD棚 https://kankoto.hatenadiary.jp/ 

読書

町田康「どつぼ超然」

町田本を読んでると頭の中が町田調になっている。気がつくと善哉善哉と何気なく頭の中で呟いていたりする。脈絡なくずんずんと発っせられていく思考。帯に書いてあるとおりまさに「爆発する自意識」だ。しかし、人間てこんな風に頭の中で超然としゃべくりま…

北村薫 宮部みゆき編「とっておき名短編」

蜂飼耳さんの「ほたるいかに触る」と川上弘美さんの「運命の恋人」がとても良かった。2編とも多分載っている本は持っていて読んでいるはずなのに思い出せない。とくに「運命の恋人」は読んでいてうっとりとしてしまった。このアンソロジーに入ってる状態で…

メモ週間ブックレビュー

今週末は出演者がめちゃめちゃ豪華!絶対見逃さないようにしよう。しかも司会が藤沢さんだし。 放送予定 【BS2】2011年1月22日(土)午前8時30分〜午前9時24分 【BShi】2011年1月23日(日)午前10時00分〜午前10時54分 【BShi】2011年1月24日(月)午前0時45分…

北村薫・宮部みゆき編「名短編ほりだしもの」

既刊されてるお二人にの選による「名短編、ここにあり」と「名短編、さらにあり」というちくま文庫のアンソロジーがとても素晴らしくて今回のこちらもとても楽しみにしていた。でもその2冊と比べると今回はそんなに直接にがんとこなかったかもしれない。今…

百年文庫39 「幻」

収録作品は 川端康成「白い満月」,ヴァージニア・ウルフ「壁の染み」,尾崎翠 「途上にて」 川端康成の作品はそんなに読んでないけれど久々にその作品を読んでやっぱりこの人って変な人だ、ちょっと変態だって思ってしまった。どこがと言われると困るけれど・…

いしいしんじ「アルプスと猫」

今年一冊目の読了本。新潮文庫で出しているいしいしんじのごはん日記シリーズの3冊目だ。 いしいさんの独特の文章に最初とまどってしまうけど馴染んでしまうと心地よくさらさらと読めてしまう。極寒の冬の松本…丁度山を隔てたくらいの場所に住んでいるのでそ…

長嶋有「祝福」

長嶋有さんは大好きな作家。長島さんほど人が日常に過ごしている脈絡なく動いている言葉や感情などを描き出している人っているだろうか。作品にあらわれる言葉は思いはある目的のために運ばれることが殆ど何じゃないだろうか。でも普段過ごしている自分は脈…

中野翠「アメーバーのように。」

中野翠さんが20年間に書いた書評「ベスト・オブ・中野書評」。実はこの文庫本はここ最近のお風呂本だった。お風呂に浸かりながら一編二編と読むのはとても楽しい時間だった。べたべたしていないさらっとした文章。知らなかった作家、読んでなかった作家、…

ミランダ・ジュライ「いちばんここに似合う人」

岸本佐和子さんの訳なのでおかしい人がいっぱい出てくる。思い込みが激しい人がたくさん・・・・・。でも芯の部分でわかっているのだ、自分は孤独だという事を、人は孤独だという事を。絶望というとそんな事はない、諦めというかというとそんなことはない。…

佐野洋子「役にたたない日々」

先月亡くなられた佐野洋子さんのエッセイ、文庫本になったので読んだ。本屋さんでは追悼コーナーが出来ていたりしますね。 佐野洋子さんのエッセイは数冊読んでいたけれどその強い個性にちょっと自分とは違うものを感じる部分もあったりして大好きかといえば…

村上春樹「村上ソングス」

「村上ソングス」が村上春樹翻訳ライブラリーにはいってたので読んだ。やっぱり村上春樹のエッセイを読みのは楽しい。そして和田誠さんのイラストもいいなあ。お気に入りの曲を訳詞とともに紹介していて1曲目がビーチボーイズの「God Only Knows」、神さま…

佐藤泰志「海炭市叙景」

佐藤泰志の作品を読みのははじめてかもしれない。海炭市という地方都市に生活する人たちの生活を切り取った短編からなっている。作者の突然の自死ということがなかったなら冬からはじまったこの物語は一巡して冬に戻ってくるはずだった。やっぱり好きなのは…

百年文庫

今日行こうと思ってた「dakota suite キセル Vampillia + Yoshida Tatsuya」のライブを諦めた。dakota suiteはとても好きなので行きたいなと思ってたんだけどさすがに先週の4日連続ライブの後、少し疲れてしまった。そういう事を予測していたからかチケット…

それぞれの場所に

お昼前に帰宅。お風呂に入ってのんびりして洗濯したりする。 マラソン大会から帰ってきた相方さんとテレビを見たりする(ノッチがゲストで来てて、YES WE CAN!と叫びながら追い越されたらしい)ゴルフ見たり、相撲見たり、笑点見たり、龍馬伝見たり。 半分ま…

武田百合子「日日雑記」

武田百合子さんの最後のエッセイ集とカバーに書かれているけれどエッセイという言葉がなんだか武田百合子さんの文章にあわないなあと思う。やっぱり日記であるように読んでしまう。 その文章を読んでいるうちになんだか恋するように熱に浮かされたように読ん…

万城目学「鹿男あをによし」

名古屋に行く前の日に読み終わった。友達が面白いよと貸してくれた1冊。玉木宏主演のテレビでやってたドラマは面白くて見ていた。原作も面白かった〜。奈良に行って鹿に触りたくなりました。ぴい!奈良はやっぱりいいよ。(自分の出身地だから言うわけじゃ…

(026)窓 (百年文庫)作者: 遠藤周作,ピランデルロ,神西清出版社/メーカー: ポプラ社発売日: 2010/10/13メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 3回この商品を含むブログ (4件) を見る百年文庫「窓」

東京に行くたびに1冊ずつこつこつと買い集めようかなと思ってる百年文庫、今、4冊集まった。そして最初にこの「窓」を読んだ。入ってる作品は遠藤周作「シラノ・ド・ベルジュラック」 ピランデルロ「よその家のあかり」「訪問」 神西清「恢復期」 久しぶり…

村上春樹 「夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです

」 村上春樹の1997年から2009年までのインタヴュー集。「アンダーグラウンド」直後から「1Q84」直前まで。とても面白くて一気に読んでしまった。読みながらこのインタヴューの時はまだこの作品はうまれてなかったんだよなあとか思いながら・・・・…

跳躍台

一日仕事。仕事中は何ともなかったのに家に帰る途中から急に気持ちが落ち込んできて家に帰ってもどうしても気持ちが落ち込んできて仕方なかった。 別に何かあったと言うわけでもないけれどわけの分からない不安感に満たされていく。 ああ・・・・多分こんな…

森見登美彦「四畳半神話体系」

途中しばらく中断して最後ぐっと読んで読み終わった。なんと友達が電車に乗ってる間に1日で読んだらしくどれだけ読むのはやいねん〜!と思った。 いつもの森見節で楽しく読んで2話を読み始めたら、あれ?これさっきも読んじゃなかったっけ?と思った。同じ…

サマセット・モーム,行方昭夫訳「モーム短篇選〈下〉 (岩波文庫)」

家の中にあった積読本コーナーから何気に手にとってぱらぱらしたら面白くて読んでしまった。しかも下巻から。色んな人物が出てきて それがユーモラスに描かれていたり、皮肉っぽく描かれていたり、切なかったり、最後にほわりとしたり。人の人生って色々だな…

角田光代「ひそやかな花園」

角田さんの書くものがあきらかにかわってきてて男女の恋愛物から家族という人と人とのつながりの部分に対象が変わってきている。詳しくかくとネタばれになってしまうので書かないけれど親子って何なのかということを考えさせられる。出てくる子供たちひとり…

岡野宏文、豊崎由美 「読まずに小説書けますか 作家になるための必読ガイド」

面白くて一気に読んでしまった。作家になるつもりはないですがブックガイドとしてワクワクしながら読みたい本にしるしを着けながら読んだ。テーマにそった作品を一つあげてその作品がどのように作られているかを二人が語っていくもの。たとえば「コミック・…

夏の夕暮れ

バスにて帰宅。今日は混んでいておばちゃんの旅行グループの人たちがいてずーっとしゃべっていてかしましい。ずっと3時間周りでしゃべられてはかなわないのでヘッドホンをして音楽の世界に逃げ込む。あと今日の運転手さんとはあわなかったみたいで若干酔って…

非常階段 A STORY OF THE KING OF NOISE

本のほうは昨夜読みきったのですが、先ほどまで特典DVDを見てて、なんかちょっとぼーっとしてしまってます。衝撃的な映像でした。本を読んでいて数々のパフォーマンス、伝説、きっとこういう感じなんだろうなとは想像してたけれどもう、本当にあまりの激…

ぼくを探しに

台風が近づいているからか朝の空がちがった。風がときおりひゅっと吹いたり日に照らされた雲の色とか。 虫君は今日も鳴いていた(笑)ちょっとほっとする。 シルヴァシュタインの「おおきな木」が新しく村上春樹訳で出るというので話題になっている。特設コ…

広瀬 正「マイナス・ゼロ」

この間JOJO広重さんがブログで紹介されていた(http://noise.livedoor.biz/archives/51134631.html)「マイナス・ゼロ」がアマゾンから届いたのでさっそく読んだ。日本のSF小説を読むなんていったい何年ぶりだろう(もしや何十年ぶり?)読んでいると星新一…

能町みねこ「お家賃ですけど」

この間地元の本屋さんに行った時に見つけてその表紙の写真と題名にひかれて買ってしまった。 著者の事をまったく知らなくて読んでいたので最初の「平成十四年」春の最後の方まで読んでえっ!とびっくりしてしまった。 この本は彼女が暮らす事になった加寿子…

松岡正剛「松丸本舗の挑戦 松岡正剛の書棚」

はじめて丸善の松丸本舗に行った時は本当に驚いた!その分類の仕方、独特の本棚に。ぐるぐる回って内側にはいっていってちょっとどこかわからなくなって迷路のようだった。この本はその松丸本舗のガイドブックのような感じ。それぞれどのようなテーマで分類…

堀江敏幸「いつか王子駅で」

再読。路面電車で思い出してああ読みたいなと思って読んだけど思ったほど路面電車の場面がなかった。記憶ってあてにならない。たぶん印象的な所が自分の記憶の中に大きくインプットされるんだろうな…。 なので読んでみると全然忘れていた事や、だんだんとそ…