恒例の温泉 そして今年の駅伝
今年も1日に親戚一同家族で温泉に行ってきた。今年は人数が増えて総勢12名。ちょっとした団体さんではなかろうか。
長野県でも自分の住んでいるところはそんなに雪は降らないけれどそれでも12月に何回かは降り、雪かきだって1.2回はするのだけれどこの冬はまだ一度も雪かきをしていない。
2日の日に温泉宿で起きてカーテンを開けると雪が積もっていた、少しだけ。皆んなでいつも行く神社にお参りをして解散となった。
お正月の楽しみ箱根駅伝。東洋大学をずっと応援しているのだけれど復路でやられてしまい残念。東海は強かったし、あれだけの時間差があった青学が2位で流石と言うしかない。
駅伝が終わったら何となくお正月も終わりという感じ。
去年はなんだか慌ただしいままに流されてしまった感じがあるので今年は少し落ち着いて物事をやりたいと思う。一昨年はあんなに聴いていた音楽も昨年はそんなに書き込めなかったし、本も全く読んでいない。年齢のこともあるかもしれないが集中して何かをやる事が出来なくなってきたのを実感する。ここをもっと発奮してやっていくのかそれとものんびり緩やかにやっていくのかまだ考えていないがそれでも新年にやりたい事をあれこれと考えるのは楽しいものだ。
Haley Heynderickx 「I Need to Start a Gar」
http://kankoto.hatenadiary.jp/entry/2018/04/29/140820
聴いたアルバムの感想はこちらに書くことになりました。
イサベル・アジェンデ「日本人の恋びと」
この間紀伊国屋書店で見つけて買おうかどうしようか迷いながら買わずにいた作品。図書館に置いてあったので借りてきました。
イサベル・アジェンデと言えば「精霊たちの家」。とはいえ読んでません。なので今回が初アジェンデ。南米の作家なのでてっきり幻想的な物語かと思っていましたが舞台は現代のアメリカで老人ホーム。ホームで働くことになった若い女性の目を通してこの物語の主人公のアルマの生涯が綴られていく。なんとなく大河ドラマ的な戦争や人種の違い、壮大な物語なんだと改めて思ったり。けれどミステリー仕立てな部分もあり、それが徐々に明かされていくのでとても面白くあっという間に読むことが出来た。時代によって夫婦とはなれなかった二人の愛と友情で結ばれた夫。孫たちの現代の恋愛。永遠に続く愛を現した大恋愛ドラマ。そこがしかし自分がすんなりと入り込めなかった部分だった。これはもう自分の心が純粋ではないからとしか言いようがないけれど。こんな風に真に人を思い続けることが出来れば羨ましいと思う。映像作品にすればすごくいいと思った。
- 作者: イサベル・アジェンデ,木村裕美
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2018/02/24
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森見登美彦「太陽と乙女」
森見氏がデヴュー以来小説以外に書かれた文章14年分。この本のことを森見氏は 眠る前に読むべき本 と定義付ける。確かに眠るときに1篇2篇ポチポチと読んで意識がぼーっとして眠るにはこういう本が一番いいな。現にこの本を読みながら眠ったりした。
ひさびさに読む森見氏の文章にいいなと思う。特に序盤の読書に関する文章とかわくわくする。富士山に登る話や学生時代の話など読んでいて楽しい。しかし彼のスランプに関する話になると楽しく読むという感じではなくなる。そんな重苦しく書いているわけではないけれど、やっぱりスランプの苦しみが伝わってくる。あえてそのスランプ時の文章もここにまとめられている。自分自身のこともちょっと考える。何かを生み出してるわけではないけれど自分の生活の事。スランプのトンネルを抜き出してのトンネルの向こうの不思議な世界の物語を楽しみにしている。
- 作者: 森見登美彦
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2017/11/22
- メディア: 単行本
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