イサベル・アジェンデ「日本人の恋びと」

この間紀伊国屋書店で見つけて買おうかどうしようか迷いながら買わずにいた作品。図書館に置いてあったので借りてきました。

イサベル・アジェンデと言えば「精霊たちの家」。とはいえ読んでません。なので今回が初アジェンデ。南米の作家なのでてっきり幻想的な物語かと思っていましたが舞台は現代のアメリカで老人ホーム。ホームで働くことになった若い女性の目を通してこの物語の主人公のアルマの生涯が綴られていく。なんとなく大河ドラマ的な戦争や人種の違い、壮大な物語なんだと改めて思ったり。けれどミステリー仕立てな部分もあり、それが徐々に明かされていくのでとても面白くあっという間に読むことが出来た。時代によって夫婦とはなれなかった二人の愛と友情で結ばれた夫。孫たちの現代の恋愛。永遠に続く愛を現した大恋愛ドラマ。そこがしかし自分がすんなりと入り込めなかった部分だった。これはもう自分の心が純粋ではないからとしか言いようがないけれど。こんな風に真に人を思い続けることが出来れば羨ましいと思う。映像作品にすればすごくいいと思った。

日本人の恋びと

日本人の恋びと