谷川俊太郎 山田馨「僕はこうやって詩を書いてきた」

これは数日で読んでしまった。736ページもあったんだ。でも面白くてどんどんページめくってしまった。
友人でもある編集者の山田馨氏が谷川さんの幼少のころからの詩とともに進んできた谷川さん自身のまさに生を聞き出す。

尾崎 真理子インタビューによる「詩人なんて呼ばれて」をこの間読んでそういえば前にも谷川さんにインタビューした分厚い本がでていなかったっけ?と思い出し図書館で借りてきた。


「詩人なんて呼ばれて」もインタビューなんだけど尾崎氏の散文もはさまっていて半分彼女の作品でもあるかのような印象も受けた。しかしこの本は本当に親しい友人の山田氏と本当にフランクに会話を楽しんでいる様子が伺える。素に近い感じがする。だからこそ聞ける部分とそうじゃない部分があるのかもしれないけれど。
面白かったのは作品を順に追っていくことによって谷川俊太郎の詩の変遷がとてもよくわかること。私生活の変化(3人の妻たちとの出会いと生活と別れ)時代、年齢を重ねていくこと。変化してきた部分と根本的に変わらない部分、個で孤であること。ずっと持ち続けている子供の部分。

そして全編に広がっているのは山田氏の詩人谷川俊太郎に対する暖かい愛情だ。愛情・・・というか谷川俊太郎という人が好きなんだなあというのがぐんぐんと伝わってくる。

ぼくはこうやって詩を書いてきた 谷川俊太郎、詩と人生を語る

ぼくはこうやって詩を書いてきた 谷川俊太郎、詩と人生を語る