小牟田康彦 編 訳 解説 「S.モームが薦めた米国短編」

新年1冊目

年末にちょっと重いノンフィクションと言うのか日記と言うのかを読んだところだったのでこちらを読んですーっとなんというのかやっぱりフィクションの短編小説の素晴らしさを堪能で来てうっとりとしてしまった。内容は

S.モーム英語圏読者のために薦めた20世紀前半の英米短篇46篇から米国作家の6篇を厳選して新訳!

6篇は

ジョン・スタインベック「贈り物」
F.スコット・フィッツジェラルド「再訪のバビロン」
アーネスト・ヘミングウェイ「フランシス・マカンバーの短い幸せな生涯」
ウィリアム・フォークナー「エミリーに一輪のバラを」
コンラード・バーコヴィッチ「時は金になる」
イーディス・ウォートン「ローマ熱」

訳者でもある小牟田氏の選。

読んだことがあったのはフィッツジェラルドだけですがどの作品もうまいなあと思った。モームが短編は「初めがあり、真中があり、終わりがなければならず。読者を驚かす要素、予期せぬ展開があるほうが良い」と言っている通りの6篇。

好きなのは「贈り物」「フランシス・マカンバーの短い幸せな生涯」「ローマ熱」
「贈り物」父から送られた仔馬に対する少年の気持ちの揺れが描かれている。そして最後はずっしりと来る。「フランシス・マカンバーの短い幸せな生涯」、ヘミングウェイらしいと言えるのかな。。サバンナの風景が想像され最後の展開にあぜんとなった。「ローマ熱」はちょっとしゃれた感じで面白い。この作家の事は知らなかったので他も読んでみたいな。