5年間と2週間

東日本震災から5年。今年もあの日のことを思い出してみた。そして5年という歳月も。色んなことが変わってしまった。早いようで長いような5年間。

静かに過ごそうと思っていたけれど心の中はざわざわとする。どうすれば穏やかに日々を過ごせるのだろう。こんなに生きてきてもそうする事が出来ないなんてきっと自分の人生が終わるまでこんなあやふやな人間のままなんだろうか。

夕方、外に出たら山の風景に目を奪われた。こう言うのなんていうのかな?樹氷?霧氷?美しかったので思わず写真を撮る。

頼んでいたフジモトマサルさんの「二週間の休暇」が届いた。フジモトさんは穂村さんや森見さんの作品のイラストで知っていた、そして村上春樹と読者本のイラストを水丸さんから引き継いで今回担当されていた。しかし昨年突然の訃報を知り驚いた。

フジモトさんの作品としては初めて読んだ。漫画であるけれど、だからこそ、この不思議で独特な世界が広がっている。これは何年かに1冊出会えるかというくらいの自分にとって衝撃的な作品になった。多分ずっとずっと手元に置いておく本の1冊になるだろう。

1人の自分の中にひとつの世界を作ってくれた。

この作品が好きな人はきっとそれぞれに自分の中にその人の「二週間の休暇」の世界を持ち続けるだろう。

読んでいる間完全にしんどいざわざわの感情から離れる事ができた。物語にはそういう力があるのかもしれない。

二週間の休暇〈新装版〉

二週間の休暇〈新装版〉