ウィリアムトレヴァー「恋と夏 (ウィリアム・トレヴァー・コレクション)」

明日図書館の返却日だった。やっぱり全然読めなかった。2週間に5冊なんてやっぱり無理ですね。
こちらは何とか読みました。短編の名手として有名なウィリアムトレヴァー、読むのは初めてです。

内容(「BOOK」データベースより)

20世紀半ば過ぎのアイルランドの田舎町ラスモイ、孤児の娘エリーは、事故で妻子を失った男の農場で働き始め、恋愛をひとつも知らないまま彼の妻となる。そして、ある夏、一人の青年フロリアンと出会い、恋に落ちる―究極的にシンプルなラブ・ストーリーが名匠の手にかかれば魔法のように極上の物語へと変貌する。登場人物たちの現在と過去が錯綜し、やがて人々と町の歴史の秘められた“光と影”が浮かび上がり…トレヴァー81歳の作、現時点での最新長篇。

ちょっとネタバレにもなるかもなので注意です。

う〜んやっぱりこの男の人ずるいよ、ずるい!と思いながら読んでしまった。冷静に考えれば不貞を働いてるのは女の方だけど男の方には別の女の人に対する思いがあって別にエリーを恋してるわけではないので。別れることにもあっさりしているし、それでいて彼女に詰め寄られると受け入れてしまったり、この人にとっては本当にひと夏のいい思い出くらいな感じなのではないのか。
初めて恋をしていちずにどんどんとのめりこんで行ってしまうエリーが読んでいてしんどい。でもきっとこういう風になってしまうんだろうなあ。
二人の他にも色々と読みどころもあるし、なんだかんだ言って最後どういう風になるのかとひきつけられたのでやっぱりこの人うまいんだなあと思った。
思いのほか後に残ってしんどいです。

恋と夏 (ウィリアム・トレヴァー・コレクション)

恋と夏 (ウィリアム・トレヴァー・コレクション)