ホセ・ドソノ「境界なき土地」

帯に「錯綜した神経症的世界と豊かな文学的想像力」と書かれているけどまさにちょっと通常の世界からはかけ離れているような独特の世界に読んでいると包まれる。それは町の雰囲気にもよるし、ゲイで踊り子のマヌエラはじめとするちょっと普通でない人々にもよる。マヌエラが惨めで滑稽でいるけれど可愛らしくて情熱的で惹かれてしまう。最後の思いがけなさにちょっと打撃を受けた。
 土地と店とともに生きていく娘?の姿もかっこよかった。

境界なき土地 (フィクションのエル・ドラード)

境界なき土地 (フィクションのエル・ドラード)