小池昌代編「通勤電車でよむ詩集」

 これもすこし前に読み終わった本。小池さんが電車の中で読む詩を選んだ詩のアンソロジー
 時々こうやって1遍の詩に向かい合うと言うのはまた違った時間を過ごすと言う事だと思った。小説や、その他のものをよむ時とは違った空間。他の人の書いた言葉が自分の中の森のなかにおかれている。それを紐解いた時にどんな風に自分のなかで広がっていくかだ。
 しらない詩人もたくさんいて色んな詩に出会えたのがよかった。

 へイデン・カールスの「四十五歳」という詩が印象に残った。その詩について書かれた小池さんの言葉も素晴らしかった。

生涯の記憶の中に、四十五歳のこんな一瞬が残るとしたら、その他の時間がすべて呪われたものであったとしても、生まれでたことを祝福したい。

それからエドワード・トマスの「アドルストロップ」という詩にもひかれた。見知らぬ駅、そして今はもうこの世にない駅。この詩の中に存在している。

通勤電車でよむ詩集 (生活人新書)

通勤電車でよむ詩集 (生活人新書)