戯言スクラップブック

また日記を書き始めました。読んだ本や聴いた音楽など CD棚 https://kankoto.hatenadiary.jp/ 

未見の都@代官山晴れたら空に豆まいて

 お昼のバスにて上京。仕事が12時までで家に帰り車を置いて駅まで歩いていくのは中々しんどい。仕事場から家まで20〜25分くらい、家から駅まで12、3分あと着換えたりもろもろ・・・ぎりぎりで必死である。車で直接駅まで行けばいいのでしょうが実際時間がない時はそうしてるのだけれど何泊かしてくる事を考えると駐車場代がついついおしくなってしまうんですよね。
 しかし色んな慌しさ、お昼まで仕事お昼のバスで上京というのはどっと疲れる。出来れば一日休みたいけれど忙しくそうもいかない。やはりライブの本数を減らすべきなのかな。時間を細切れにきちきちにしてあれもこれもと見るよりはもう少し減らしてスケジュールを組んで1本1本をじっくりと楽しんだほうが良いのかもしれない。
 とは言うもののこれでも我慢してるんだよなあ(笑)もっと見たいものはいっぱいある。
 そして今日ははずせないと思って楽しみにしていた直枝さんとハセケンさんの出るライブに行ってきた。ハセケンさんは明日もレテでマイクなしのライブがあってそちらも行きたかったんだけれど他のライブとかぶってしまっていけなくて残念だ。あの空間でのそのままの声の揺らぎとか本当に素晴らしいので行きたかったな。

 恵比寿から歩いて会場に向かう。事前に地図も用意してああこのへんだなと思っていたのになんというのか案の定道に迷ってしまった。本当に自分て方向音痴。余裕を持って向かったはずなのに全然たどり着けなくてブティックに入って道を聞くもまだ迷ってもうすぐ開場時間なのにとあせりまくって、もう原点に戻って知ってる場所から出発するかと思ったらやっとたどり着けた。なんだ・・・・こんなところにあったんだと言う・・・・。わざわざここを避けて周りをぐるぐるしていた感じ。

 開場して地下に降りる。テーブル席があってゆったりした良い感じ、お座敷っぽい(桟敷席のような)席もあり面白いつくりだった。ステージもけっこう広い。ぐるぐるしたし疲れたしホットワインでも飲んでまったりしたかったけど一気に酔いがまわって眠くなりそうだったし、また気分がわるくなったら困ると思いジンジャーエールで我慢。

直枝政広 (CARNATION) / 永野亮 (APOGEE) / 長谷川健一

 トップは永野亮さん。普段はAPOGEEというグループで活動されてる人らしい。はじめて聞いたんだけれど独特の歌い方に独特のギター、個性的だなと思った。

 そして2番手が長谷川健一さん。ハセケンさんのライブを見るのはこれで3回目と言う事になるんだけれど今まで2回がマイクを通さない生の声のライブだったので今日はまた今までと違う感じでのライブ。あのかすかな響きとかはやっぱりマイクを通すと出ないものだし、マイクがあるから当然だけどマイクのあるところで歌うわけで、生声の時は体を揺らしながら歌っててその動きと声がまた関係してるような部分もあってこうしてマイクのあるライブを見るとその違いがよりわかる。
 しかし、やっぱりハセケンさんの歌の力は素晴らしかった。「空の色」で体の奥のほうから何かがぞわっと来て、それから目頭が熱くなってしまった。そして歌詞を聴いていてかれの歌に存在する神様のことを思ったりした。どこかで見つめてるその人。普通に何かを信仰するとかそういうことではなくて生活していく中で自分を見つめていて包み込んでいてくれる大きな存在のようなもの。そういう事を思わせられるのも彼の歌の不思議なところだなと思う。
 嬉しかったのはエレキギターも聞けたこと。リハを見ていた直枝さんに「やっぱり京都だね、サイケだねー」と言われたらしい(笑)ご当人は意識してなかったらしいけれど、うん、これはサイケかもしれない(笑)夢見るように揺らぐ音でした。

 トリは直枝さん。多分今日のお客さんは直枝さんファンの方が多いと思うんだけど力を抜いたまったりとした感じのライブなのかなと思ったら意外に緊張感があった気がした。緊張感というか・・・・何か集中した濃い空気。直枝さんは歌詞の書いたファイルのページをめくりながら曲を選んでいき、集中して歌っててその空気はちょっと凄いものがあった。こちらもぐっと入り込んでしまうような。 もちろんMCは面白くてそこはお客さんを楽しませてくれるんだけど歌いだすとなんて濃いんだろうとおもってしまった。
 最後の「ANGEL」を歌いきった時にどうやって気持ちをこめられるかと思ったけど集中できて良かった見たいな事を言われていて(たぶん全然違った言葉だったと思うのだけれど)もう本当その言葉どおり歌うという事にこめられた力みたいなものが伝わってきてしばらくぼーっと放心するくらいだった。

 アンコールで3人によるセッション。直枝さんがお二人を紹介するところが面白くて笑ってしまった。一つの歌もそれぞれのボーカルでこんなにも世界が変わるんだなと思って面白かった。それは今日のこの3方がその人しかない個性を持ったボーカリストだからだろうと思う。

直枝さんのセットリスト カーネーションのサイトから

直枝政広(Vo,AG)

1. 雨に濡れながら
2. ハッピー☆アンラッキー
3. オフィーリア
4. ひとりとふたり
5. サンセット・サンセット
6. JUICY LUCY
7. ANGEL

encore
EN1. あの日どこかで

アンコールセッション:直枝Vo,AG 長谷川健一Vo,EG 永野亮Vo,AG
EN2. ラッキー・オールド・サン(久保田麻琴と夕焼け楽団