戯言スクラップブック

また日記を書き始めました。読んだ本や聴いた音楽など CD棚 https://kankoto.hatenadiary.jp/ 

VINYL JAPAN 24th anniversary GIG TOM VERLAINE with JIMMY RIP@下北沢GARDEN

with the special guest band each night Special Guest: ヤマジ カズヒデ

 トム・ヴァーレインを見に下北沢へ。実を言うとTELEVISIONのことはあまり詳しくない。当時全然聞いてなかった、何故だかわからないんだけど。もちろんソロの作品も全然聞いてなかった。友達が行くけどどうする?並んでチケット買うけどということで行く事にしたのだった。なのにその友達は他のライブが重なってしまって今日はこれない事になってしまった。

 と言う事でひとりで行ってきました。TELEVISIONという印象でもちろんスタンディングでライブもパンキッシュなんだろうなあと思っていたんだけど中に入ると2列くらい椅子席だった。ちょっと意外だったけれど少し安心もしたかも(笑)
 最初はゲストのヤマジさんのライブ。ドラムの方とおふたりでの演奏だったのだけどかなりよかったです!またこの編成で見てみたいなあと思ったし、ヤマジさんのギターまた見たいなあと思った。ちょっと酔った様なお客さんがいて、大声で色々言っていてこれが気の毒だった。ライブって、本当にそれぞれが好きなように楽しめばいいと思うんだけど、その楽しみが他の人の楽しみ方を邪魔する行動ではいけないと思うんだけど・・・・・。このお客さんはトム・ヴァーレインの前にいなくなったのでちょっとほっとした。

 そしてトム・ヴァーレイン。ステージに椅子が2つ並べられててジミーリップとともに登場。普通に外国のおじさんという感じだったけれど目元を見ると、ああトム・ヴァーレインだ!と思った。アコギ(エレアコ?)での二人の演奏だったのだけど1曲目からいい気持ちにされてしまった。かすかな指の動きでさざなみのようにゆれる音。そんな繊細な音の響きも聞き取れるくらいの空間だった。
 そして声、歌い方はやっぱりトム・ヴァーレインだ、かっこいいなあ〜と思った。何だろう、こういう穏やかな演奏であっても声はただ和ませるとかそういうんじゃなくてちょっととらえどころのないシニカルな部分を含んだような・・・。
 後半になるにつれて二人のギターのかけあいなど熱く熱のこもった演奏が繰り広げられてそれは会場中を圧倒していたんじゃないだろうか。
 アンコールも2回やってくれた。息のあった二人が互いに笑いながらあれこれ話したりしてそこも良かったです。

 帰りに別ライブに行っていた友達と待ち合わせてちょこっと飲んで帰る。