戯言スクラップブック

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バニラスカイ

 今日はお店が機械のメンテナンスで業者が入るので4時に閉店でいつもより早く帰ることが出来た。調度日が沈んでいく時間で家に向かう方向が日が沈んでいく方向でどんどんと広がっていく夕焼けの様子が物凄く美しくて何か別の世界に来たような気持ちだった。普通の夕焼けとは違ってたくさんの筋のような雲が薄いピンクの光にてらされて模様を描いていた。山の陰は真っ黒だった。映画の「バニラスカイ」の屋上のシーンの空の色のような・・・・・。
 カメラでその空を切り取りたいと思ったのだけれど今日は携帯を持ってくるのを忘れてしまって、ああ、早く家に帰らなきゃと思いつつも、その美しい薄いピンク色の空はどんどんと群青色に変わって行き、日が沈む山の部分はもうピンクじゃなくて赤色に変わっていってしまった。
 家に帰って来てあわてて写真を撮ったけれどもうあの美しい空ではなくなっていた。
 
 ああ、でもいつものように仕事していたらこの空は見れてなかったし、多分他の場所だったら違う夕焼けだったのだろうし、今日はこの空が見れてよかった。