角田光代「ひそやかな花園」

 角田さんの書くものがあきらかにかわってきてて男女の恋愛物から家族という人と人とのつながりの部分に対象が変わってきている。詳しくかくとネタばれになってしまうので書かないけれど親子って何なのかということを考えさせられる。出てくる子供たちひとりひとり家庭の状況は違っててでも共通してるのは自分というものの存在をあらためてつきつめて考えるところ。
 それは彼らのような特別な生まれでなくても誰にでもつきつけられている事だろうなと思う。

 読んでいてふとまたカズオイシグロの「わたしを離さないで」を思い出した。そしてこのあいだNHKでやっていたiPS細胞についての番組も思い出した。

ひそやかな花園

ひそやかな花園