岡野宏文、豊崎由美 「読まずに小説書けますか 作家になるための必読ガイド」

 面白くて一気に読んでしまった。作家になるつもりはないですがブックガイドとしてワクワクしながら読みたい本にしるしを着けながら読んだ。テーマにそった作品を一つあげてその作品がどのように作られているかを二人が語っていくもの。たとえば「コミック・ノベルが書きたいなら、自分は笑うな!」で森見登美彦の「太陽の塔」や「「語り」上手になりたかったら、物語の”声”に耳を済ませろ!」で町田康「告白」など。そしてそのテーマにリンクさせた小説が色々出てきて面白かった。そしてお二人の話のなかに時々、あっ!と思うような部分があってちょっと気持ちがあがる。

比喩ってある意味、世界認識の更新なんだよ。つまりひとつの言葉に別個のイメージを与えることによって、いままで見えていた世界とは違う世界が見えてくる。