夏の夕暮れ

 バスにて帰宅。今日は混んでいておばちゃんの旅行グループの人たちがいてずーっとしゃべっていてかしましい。ずっと3時間周りでしゃべられてはかなわないのでヘッドホンをして音楽の世界に逃げ込む。あと今日の運転手さんとはあわなかったみたいで若干酔ってしまった。車酔いはしなくなった方だけどたまにあわない運転をされるときつい。3時間だから本当にきつい。
 家に帰ってへたっていたが仕事があるのでがんばって用意して行って来ました。虫君今日も健在(笑)

 昨日やっと今年の「異邦人」を読み終わった。なんとか夏の気配がほんの少しでも残っているうちに読めてよかった。いつもあの1部の方の夏の太陽の真っ白になるような光を感じたくて読むのだけれど今年は2部の夏の夕方のあの漂ってくる何ともいえない空気を感じる部分にやられたかな。ああ・・・・そんな夏も終わりですね。最後の最後の部分はやっぱり今年も理解しきれなくてこれはまた来年に持ち越し。

裁判所を出て、車に乗るとき、ほんの一瞬、私は夏の夕べのかおりと色とを感じた。護送車の薄闇のなかで、私の愛する一つの街の、また、時折私が楽しんだひとときの、ありとあらゆる親しい物音を、まるで自分の疲労の底からわき出してくるように、一つ一つ味わった。すでにやわらいだ大気のなかの、新聞売りの叫び、辻公園のなかの最後の鳥たち。サンドイッチ売りの叫び声。街の高みの曲がり角での、電車のきしみ。港の上に夜がおりる前の、あの空のざわめき。

異邦人 (新潮文庫)

異邦人 (新潮文庫)