戯言スクラップブック

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「傘に、ラ。?今に生まれて今に死ぬ?」@長野ネオンホール

午後東京から長野へ移動。チケット引き換えが5時半頃からとなっていたけれど6時過ぎにと言う事なので権堂のマックでちょこっと休んでからいく。しかし権堂の商店街の衰退ぶりにびっくりした。シャッター街というのか・・・・。昔は駅前と、権堂と、というくらいにぎわっていたのに。ここだけの話じゃなくて自分の住んでいる街だってそうだし、なにか寂しい。本当に地方都市はどんどん味気ないつまらなし風景になっていくような気がする。

 開場してネオンホールに入った途端驚いた。椅子がびっしり、そしてステージ前には座布団が。ネオンで座布団並んでるのはじめてみた。満員になると座布団がならぶのか・・・。でも椅子の高さもかえられていたりだんだんに見やすいようになっていた。

 ネオンホールは大好きな場所なのでここで吉野さんのソロが見れるのを知りとても楽しみにしていた。吉野さんのソロを見るのは2回目かな。前回見た時は激しい曲を何曲か一気に演奏していたけれど、今日は最初少ししゃべってからだった。顔の見えるお客さんに向かってユーモラスだったりびしっとした話だったり。大きいものが怖いというのが可笑しかった。巨大な大仏とか観音様とか、それで長野の街を歩いてて山がすぐそこに大きくせまって見えるのが最初怖かったらしい。

 演奏は全身力を込めたもの。ぎゅっと自分のこころがつかまれたような感じ。自分の存在している事の意味みたいなもの突き詰められているような。そして静かな曲は吉野さんの「歌」の味わいを感じさせてくれた。生の熱いものを見せてくれたライブだった。

 ステージ中央にピアノがセッテイングされて次はタテタカコさん。頭は金髪、上下白い衣装。トイレに行った時2回も男の人に間違えられたと言われていたけれどなにか少年のようなすっと透明な雰囲気をもった人だった。しかし歌は個性を持っていてしゅっしゅっとぶつかってくる。吉野さんの歌が地を這うように力強くぶつかってくるのに対してタテさんの歌は空間の上のほうからしゅっとぶつかってくる。
 今回二人のライブに共通していたのは会場全体にに緊張感が漂っていた事。それは見に来た人が本当に集中してぐっと演奏を見ていたから。あのネオンというハコの独特の空気感もよかった。濃厚な時間でした。

 タテさんの演奏の途中から雨が降り出してその雨が屋根をたたくぽつぽつという音がまたいい感じでした。

 終わったらけっこういい時間。東京から来ていたNさんとちょこっと話して(毎日ライブ行ってるみたいで凄いなあ・・・)急いで長野駅へ。


出演=outside yoshino(eastern youth)、タテタカコ