戯言スクラップブック

また日記を書き始めました。読んだ本や聴いた音楽など CD棚 https://kankoto.hatenadiary.jp/ 

終わらないと始まらないもの

朝起きて亀井大臣の辞任とあふりらんぽの解散を知った。
亀井さんの辞任、新しい総理が誕生したばかりなのになんだこの政治のバタバタはと思うと呆れてもうどうにでもすれば、知らん、と思ってしまう。
しかし自分の国の事なのに、どうにでもなれ、知らん、と思うのはどうなのだろうか…。何が行われているのかそれをちゃんと見なくてはいけないんじゃないのかとちょっと反省。
今日もニュースで節約疲れなることばが出てた。ビヤガーデン云々のニュースだったが、皆、節約することにも疲れが出てきてちょっとビアガーデンでも行ってばぁーっとしたいとかなんとか。
今の時代のこの閉塞感…最近ひしひしと感じる。余計なものにはお金をかけないとか…。HMV渋谷の閉店とか町の本屋さんがなくなっていったりとか…。そして接客をしていて皆気持ちに余裕がないな、ギスギスしてるなと言うこと。いや、本当に一日そういうお客さんばかりと接しているとこちらの気持ちもすさんできてしまう。そういう気持ちって伝染するものなのです。
あんなバカみたいな時代だったけど80年代は楽しかったなーとか思う。個人的にバブルの恩恵はまったくと言っていい程うけてないけど時代がキラキラしていたような気がする。

そして、あふりらんぽの解散。私は彼女達の熱心なファンじゃないから彼女達の音楽の変化もまったくわからないし、それは間近にみてきた人達や聞いてきた人達みたいな気持ちとは違うと思ったけど、やっぱり彼女達ふたりじゃないて作り出せない世界があるはずだからもったいないなあと思った。
彼女達のライブはモーサムMOSTの対バンなどで数回見たくらいだけど他にはない世界があったと思う。土や風の匂いがした。女の子としてのかわいらしさと女性としての強さ、大らかさが同居していたと思う。

ゆらゆら帝国が解散して、つぎに繋がるワクワク感をもてなくなった事、やれることはすべてやりきったと言う言葉に、妙になっとくさせられて、潔ささえ感じた。

彼女達の「解散はすこし、寂しいけれど、終わらないと始まらないし、まだ先はなにも見えてないけれど、 とにかく、やっとここから始まる、新たなワクワク感で胸いっぱいです! 」と言う言葉にも納得させられる部分があった。
新たなワクワク感!

あふりらんぽ解散にたいするリミテッドの飯田さんのブログもバンドってああそうなのかと思わされる部分があった。バンドは解散してからだよ…。

http://limited-ex.jugem.jp/?day=20100611


「バンドを続けて極まっていくサウンド
それをちゃんと評価し、隣の人達に広めていくこと。
実は、日本の音楽シーンに決定的に欠けていることかもしれない。」

この部分は聞く側のこちら側につきつめられている言葉だと思った。